「冬土用」とは?控えるべきことや縁起の良い食べ物をご紹介!

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きょう2025年1月17日から立春(今年は2月3日)の前日にかけては「冬土用」の期間です。

「土用」というと夏のイメージが強いですが、四季の変わり目を示す時期を指すため、春夏秋冬すべてあります。

「冬土用」は立春の前18日間を指し、冬から春への移行を示す期間です。

土用は古代中国の陰陽五行説に基づくもので、土公神が土の中にいるとされるため、この期間は土を動かすことなど、土に関する行動はしない方が良いとされています。

ただし、土用の期間中に「間日(まび)」と言われる日が数日あり、この日は土に関する作業を行うことが許される日です。

■2025年の冬土用の間日
1月21日、22日、24日、2月2日

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★冬土用の食べもの

冬の土用には、特に「未の日」に食べると良いとされ、未にちなんで「ひ」のつく食べ物や赤い食材を食べることが推奨されています。今年の「未の日」は1月26日

夏の土用では鰻を食べる習慣が有名ですが、「丑の日」に「う」のつく食べ物や黒い食べ物を食べることが良いとされているのです。

ちなみに春土用では「戌の日」に「い」のつく食べ物や白い食べ物、秋土用では「辰の日」に「た」のつく食べ物や青い食べ物を食べると良いとされています。

良いとされる食べ物の「色」の由来は、中国の神話で天を司る神様「四神獣」で、四季それぞれの土用の方角にいる神獣の色です。

春は「白虎(びゃっこ)」で白、夏は「玄武(げんぶ)」で黒、秋は「青龍(せいりゅう)」で青、冬は「朱雀(すざく)」で赤となります。

★冬土用の過ごし方

寒さが厳しい冬の土用に好ましい過ごし方は、心を整え、身体を動かす・冷え対策をするなど健康を意識し、春を迎えるために整理整頓をすることなどです。

控えた方がよいのは土に関することで、ガーデニングや建築の基礎工事、地鎮祭など。新居の購入や実店舗での開店、開業なども控えた方が良いとされます。

現代社会では日程の調整が難しい場合もありますが、できれば土に関する行いは間日を利用することが望ましいでしょう。

「冬土用」とは?控えるべきことや縁起の良い食べ物をご紹介!