
2025年1月17日、韓国・ソウル新聞などによると、安重根(アン・ジュングン)による伊藤博文の暗殺を扱った映画「ハルビン」が日本をはじめ117カ国に販売され、話題になっている。
先月24日に封切られたヒョンビン主演の映画「ハルビン」は16日現在、チケット販売1位の座を維持しており、累積観客動員数は約431万人となっている。制作費は約300億ウォン(約32億円)と推計されており、損益分岐点の580万人に迫っている。
配給会社のCJ ENMによると、米国、インドネシア、マレーシアなどで既に公開中で、豪州、ニュージーランド、台湾などで今月末に封切りの予定。また日本、フランス、スペインなどにも販売されたという。
これを受け、誠信女子大学の徐ギョン徳(ソ・ギョンドク)教授は、自身のSNSで「非常に鼓舞的なこと」「世界中の人が韓国の歴史に関心を持つようになったという証拠」「世界でヒットし、韓国と北東アジアの歴史を正しく伝える大きな力となることを心から願う」と投稿した。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「すごく面白かった」「日本でどう評価されるか知りたいね」「K-カルチャーの力」などの称賛のコメントが寄せられている。
一方で、「日本がこの作品を輸入したのは、正しい歴史を学びたいからではなく、人気俳優主演の最新作だから、というだけ」「内容じゃなくヒョンビンのおかげで輸出できたんだろう」「大事なことは、映画、ドラマ、バラエティー番組で歴史を学ぶのはやめようということだ」「反日教育はもういいかげんにやめてほしい」「過去より今が重要!」といった声も多数見られた。(翻訳・編集/麻江)

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