詳細画像はこちら

フェラーリ・ラ フェラーリ(2013年)

(翻訳者注:この記事は「後編」です。ラ フェラーリ以前のモデルについては前編・中編で紹介しています)

【画像】電池とモーターで1900ps超! 次世代ハイパーカー【リマック・ネヴェーラを写真で見る】 全35枚

エンツォを超えるのは難しいだろうと思われたが、フェラーリは963psのハイブリッド車を発表した。同社にとって最も重要な顧客のために500台のみが生産された。最高速度は約350km/hとされている。

詳細画像はこちら
フェラーリ・ラ フェラーリ(2013年)

AUTOCARの評価は、「多くの点で、ラ フェラーリは458イタリアと同じくらいナチュラルで運転しやすい。そのレスポンスは強烈で、グリップは強大、その性能は常軌を逸しているが、運転感覚は、つまり、驚くほど普通だ」

マクラーレンP1(2013年)

ハイブリッドのP1は、非常に素晴らしいクルマかもしれないが、多くの点で20年前のF1にはかなわない。P1はわずか375台が生産され、737psのツインターボV8エンジンが搭載されている。もし物足りなく感じたとしても心配は無用。178psの電気モーターも搭載されており、P1は間違いなく非常に刺激的な1台である。マクラーレン最高速度355km/hを謳っている。

AUTOCARの評価は? 「100台のクルマがあっても、P1でなければダメな日もたくさんあるだろう。これ以上のものは望めない」

詳細画像はこちら
マクラーレンP1(2013年)

ポルシェ918スパイダー(2013年)

カレラGTの後継車である918スパイダーは、2013年に発表された3台のハイブリッドハイパーカーのうちの1台であり、フェラーリ・ラ フェラーリマクラーレン P1 と並んで三位一体とも称されることがある。ライバル車よりも出力が低く(887ps)、重量も重いポルシェは、当初は期待薄に思われたかもしれないが、実際には良い意味で期待を裏切った。ガソリンエンジンと電気モーターをフル活用し、その最高速度340km/hに達した。

詳細画像はこちら
ポルシェ918スパイダー(2013年)

アッリネーラ・フサリア(2016年)

ポーランドハイパーカーは数えるほどしかないが、見た目だけでも、この最高速度350km/h(公称)のフサリアはここで紹介するにふさわしいと言えるだろう。しかし、AUTOCARはまだ実車に触れたことがないので、実現するかもしれないし、しないかもしれない。遅延が続いているので、あまり期待は持てない……。

詳細画像はこちら
アッリネーラ・フサリア(2016年)

ブガッティ・シロン(2016年)

ヴェイロンの後継車種を開発することは決して容易ではなかったはずだが、1500psのW16エンジンを搭載したシロンは、次の世代としてふさわしい1台だと言えるだろう。最高速度は420km/hに制限されていたが、その後、ブガッティはシロン・スーパースポーツ 300+をリリースし、2019年に490km/hの世界最高速度記録を樹立した。

AUTOCARは2017年にシロンを試乗した。「ブガッティのテストドライバーによると、420km/hのリミッターに達したときも、クルマはまだまだ加速していたという。だから、恐れを感じた時にアクセルを緩める。すると、クルマが笛を鳴らし、風船のように大量の空気を吐き出す。そして、あなたも一息つくのだ」

詳細画像はこちら
ブガッティ・シロン(2016年)

アポロ・アロー(2016年)

前述したグンペルトを覚えているだろうか? 灰の中から復活した同社は新しいオーナーの手に渡り、アポロへ改名。新型ハイパーカーアローを投入した。1000psの4.0L V8エンジンを搭載し、0-100km/h加速を2.9秒という目も眩むような速さで達成できるという。 アポロはさらなる新型車の開発に取り組んでいるが、次こそは長く続いてほしいものだ。

詳細画像はこちら
アポロアロー(2016年)

ケーニグセグ・レゲーラ(2016年)

ガソリンと電気モーターのハイブリッド車で、1500psの出力と204kg-mのトルクを発揮し、150-250km/h加速タイムで3.9秒するという、あきれるほど強力なクルマだ。生産台数は80台に限定されるが、これはケーニグセグにとっては多いほうだ。最高速度は410km/hとされている。

詳細画像はこちら
ケーニグセグ・レゲーラ(2016年)

リマック・コンセプト・ワン(2016年)

電気のみで走るEVだが、だからといってこのリストにふさわしくないというわけではない。何しろ、コンセプト・ワンは1088psのパワーを誇り、0-97km/h加速を2.6秒でこなし、最高速度355km/hに達すると言われている。しかし、V8エンジンの甲高いサウンドは聞こえてこない。

ハイパーカーと呼ぶにふさわしい初の完全EVであるという点で、コンセプト・ワンの存在意義は大きい。そしてご存知の通り、これは始まりに過ぎない。

詳細画像はこちら
マック・コンセプト・ワン(2016年)

SSCトゥアタラ(2017年)

最初のモデルが最高速度410km/hの性能を持つなら、その続編にはかなり特別なものを考え出さなければならない。そして、SSCが投じたトゥアタラはまさにそれを実現した1台である。

このカーボンファイバー製のハイパーカーには、1350psの6.9L V8ツインターボエンジンが搭載され、最高速度は444km/hと謳われた。しかし、E85燃料を使えば最高出力は1750psへと引き上げられるという。

詳細画像はこちら
SSCトゥアタラ(2017年)

2020年、米国の高速道路を閉鎖して行われたチャレンジ走行では、往復の平均速度508km/hを記録。世界最速の量産車として大々的に喧伝されたが、後に測定方法やデータに誤りがあるとして撤回。2022年に改めてテストしたところ、475km/hを達成した。これでも十分過ぎる速さだが、500km/hの壁は越えられなかった。

マクラーレン・セナ(2018年)

2017年12月に発表されたセナは、マクラーレンで3度のF1チャンピオンに輝いた伝説のドライバー、故アイルトン・セナへの敬意を表している。マクラーレン720Sをベースに、同じく4.0LのツインターボV8エンジンを搭載するが、車両重量は1198kgと、239kg軽量化され、最高出力は800psに向上している。最高速度340km/h。

500台の生産枠は完売し、2018年後半に納車が開始された。サーキット専用バージョンのセナGTRは、出力が825psに強化され、250km/hで1000kgのダウンフォースを生み出す空力特性を備えている。

詳細画像はこちら
マクラーレン・セナ(2018年)

アストン マーティン・ヴァルキリー(2019年)

この新型ハイパーカーは、コスワース製の6.5L自然吸気V12エンジンを搭載し、1014psを発揮する。さらに、リマック製のハイブリッドシステムがパワーを増強している。150台が生産され、価格は320万米ドル。

それでも物足りないという人のために、AMRプロ(写真)も用意された。これは、1100ps超の出力を誇るサーキット専用モデルで、アストン マーティンはこれをベースにしたマシンを2025年からル・マン24時間レースに投入する計画だ。

詳細画像はこちら
アストン マーティンヴァルキリー(2019年)

メルセデスAMGワン(2019年)

2017年のフランクフルト・モーターショーでルイス・ハミルトンとともに紹介されたAMGワンのスペックは驚異的だ。まず、搭載されるのは1.6L V6ハイブリッドエンジンと小ぶりな印象だが、これはハミルトンが週末にF1サーキットで運転するマシンと同じもので、1000psを超えるパワーを発揮する。

0-100km/h加速タイム6.0秒、最高速度350km /h以上という性能が約束され、275台の生産予定に対して、顧客から1100件の予約注文を受けた。

詳細画像はこちら
メルセデスAMGワン(2019年)

マクラーレン・スピードテール(2019年)

セナの発売だけでは満足せず、マクラーレンは2017年後半に新型の3人乗りハイパーカー、スピードテールを発表した。今回は、伝説のマクラーレンF1の正統な後継車となる。

生産台数もF1と同じ106台に限定される。堂々の最高速度400km/hを目指し、ハイブリッドで強化されたツインターボV8エンジンを搭載した。価格は約200万ポンドとアナウンスされたが、あっという間に完売した。

詳細画像はこちら
マクラーレン・スピードテール(2019年)

ケーニグセグ・ジェスコ(2020年)

2019年のジュネーブ・モーターショーで発表されたジェスコは、ケーニグセグアゲーラRSの後継車として開発したモデルである。最高出力1600ps、最大ダウンフォース1000kg、目標最高速度480km/hという性能が話題となった。

生産台数は125台のみで、価格は税抜きで300万ドル弱から。

詳細画像はこちら
ケーニグセグ・ジェスコ(2020年)

ガソリンマニアにとっては嬉しい1台だろう。電気仕掛けのお調子者はいない。鍛造クランクシャフトツインターボチャージャー、そしてラグを減らす最新式のエアインジェクション・システムを備えた、古き良きV8エンジンが搭載されている。

レギュラーガソリン(オクタン価95)使用時は1280ps、エタノール混合燃料のE85使用時は最大1600psを発揮する。最大トルク153kg-mである。

リマック・ネヴェーラ(2020年)

コンセプト・ワンに続くリマックハイパーカー第2弾。2018年のジュネーブ・モーターショーでC_Twoとして初めて公開され、予定生産台数150台に購入希望者が殺到した。

0-97km/h加速タイム1.85秒、0-160km/h加速は4.3秒というこの世のものとは思えないほどの速さを誇る。120kWhのリチウムイオンバッテリーを使用し、最高出力1914psと最大トルク234kg-mを発揮し、最高速度は415km/hと謳われる。

詳細画像はこちら
マック・ネヴェーラ(2020年)

クロアチア企業リマックは、ニュルブルクリンクを「性能低下はほとんどなく」フルパワーで2周できるとしている。通常の走行では、航続距離はNEDCサイクルで650km、WLTPサイクルで490kmとされ、30分以内で80%まで充電できる。価格は170万ユーロに設定されている。

ピニンファリーナ・バッティスタ(2020年)

この並外れた電動ハイパーカーも、2019年のジュネーブ・モーターショーで発表された。バッティスタは、各車輪に独立したモーターを搭載しており、合計で最大1926ps、234kg-mのトルクを発揮する。

ニンファリーナは、0-100km/h加速が2秒未満、0-300km/h加速が12秒未満、最高速度は約350km/hに達するだろうと述べている。

詳細画像はこちら
ニンファリーナ・バッティスタ(2020年)

パワートレインは主にリマック・ネヴェーラと共通だが、アウトモビリ・ピニンファリーナのマイケル・パーシュケCEOは、両車に技術的な違いがあると強調する。

150台が生産される予定で、価格はおよそ200万ドルだ。

アストン マーティン・ヴァルハラ(2022年)

アストン マーティン・ヴァルハラ(コードネーム:AM-RB 003) は、マクラーレン P1 に匹敵する性能レベルを持つ、同社が誇る新型ハイパーカーである。レッドブルアドバンスド・テクノロジーズとの共同開発で、2019年のジュネーブ・モーターショーで発表された。最高出力1079psで、999台が生産される予定である。

詳細画像はこちら
アストン マーティン・ヴァルハラ(2022年)

マクラーレンW1(2024年)

マクラーレンはP1でハイパーカー界を驚かせたが、今度はV8ハイブリッド1275psのパワーをすべて後輪に伝えるW1を投じてきた。0-100km/h加速は2.7秒で、最高速度は350km/hに制限されている。価格は200万ポンドだ。

詳細画像はこちら
マクラーレンW1(2024年)

史上最高のハイパーカー 52選(後編) フェラーリ・ラ フェラーリからマクラーレンW1まで