アニメ「ドラゴンボールDAIMA」(毎週金曜夜11:40-0:10ほか、フジテレビ系/ABEMA・ディズニープラスFODHuluLeminoTVerほかで配信)の第14話「タブー」が1月17日に放送された。今話で視聴者の話題をさらったのは、お気楽でお茶目な憲兵特戦隊と、第1魔界へ行く手段を失った悟空(CV.野沢雅子)たちを救ったネバ(CV.中博史)の手腕。放送中に「特戦隊」がXのトレンド入りを果たすほどの盛り上がりを見せた(以降、ネタバレが含まれます)

【写真】まるで“ギニュー特戦隊”! 決めポーズをとる憲兵特戦隊

ギニュー特戦隊を彷彿させる憲兵特戦隊の決めポーズ

第1魔界へ乗り込むべく、先を急ぐ悟空たち。一方、キング・ゴマー(CV.森久保祥太郎)は第1魔界に憲兵隊を集め、さらに憲兵特戦隊を招集する。お菓子をほおばっていた特戦隊の面々は、ゴマーに気づくとあわてて整列し、なぜかステージに上がって決めポーズ。それを見たゴマーは微妙な表情を浮かべるのだった。

特戦隊の決めポーズから、初代「ドラゴンボール」に登場するフリーザの配下・ギニュー特戦隊を思い浮かべた視聴者も多かったようだ。SNSには「ギニュー特戦隊やんけ!!」「特戦隊はポーズ決めなきゃいかん決まりでもあるんか?」といったコメントのほか、決めポーズを見たゴマーの反応をフリーザに重ねて「フリーザが顔を赤らめるシーンの再現あっていいね」という声もあった。

ギニュー特戦隊のメンバーは乳製品にちなんだ名前だったが、憲兵特戦隊のメンバーはカデム(CV.小山力也)、ダニマ(CV.谷昌樹)、ヒリア(CV.伊丸岡篤)、マシム(CV.松野太紀)、ガイモイ(CV.武虎)。それぞれ文字を並び変えるとムカデ、マダニ、ヒアリ、マムシ、イモガイとなり、有毒の生き物で統一されているようだ。

■伝説のナメック人・ネバが悟空たちのピンチを救う

憲兵特戦隊に負けず劣らず視聴者を驚かせたのが、ネバの活躍ぶりだ。ワープさまが停止してしまい、第1魔界へ行くすべを失ってしまった悟空たち。すると、ネバは「久しぶりに魔界の風通しを少しだけよくしてやろうと思ってな」とつぶやいて呪文を唱え、第1魔界に続く洞穴をふさぐシールドを消滅させる。これにはいつも冷静なグロリオ(CV.内山昂輝)も驚くほかなかった。

ネバによれば、魔界同士が繋がっていた頃は、第2魔界に第3魔界と第1魔界から厄介な連中がやって来て、辟易したナメック人の多くが第2魔界を離れてしまった。そこでネバが魔界間を繋ぐ洞穴にシールドを作ったところ、後からワープさまは設置されたものの、魔界間の行き来はかなり減ったという。

伝説のナメック人と呼ばれるにふさわしいネバの凄まじい力に、SNSには「おじいちゃんすごすぎ」「もしかしてネバが本気出したら全て解決するのでは」「シールド解除しちゃったよ、とんでもねえな」「ネバ、やっぱりチートナメック人だった件」と感心の声が続々到着。ネバがいっそう存在感を増す名シーンとなった。

■第1魔界に降り立った一行の前に憲兵隊が立ちふさがる

悟空たちは飛行機で洞穴を進むが、風にあおられて飛行機は落下寸前。しかも、第1魔界は周回する太陽のせいで、気温60度という危険な暑さ。やむなく悟空たちは飛行機を捨て、猛暑の中を飛んで進むことにする。

ようやく第1魔界にたどり着くも、見張りをしていた憲兵隊が悟空たちに気づき、すぐさまデゲス(CV.榎木淳弥)に報告。モニターで悟空たちの姿を確認したゴマーは、憲兵隊に一斉攻撃をかけるよう命令する。かくして、悟空たちは息つく間もなく憲兵隊に追われることになるのだった。

悟空たちと憲兵特戦隊との対決を予見させた今話。SNSでは「ギニュー特戦隊は最初強者感あったけど憲兵特戦隊は最初から小物感凄い」「だいぶ頼りないなこいつら」「こいつらダメかもしれん」など、視聴者から散々の評価を下されていた。隊長のカデムが超エリートと自画自賛する彼らが、悟空たちと直接対決することはあるのか。楽しみは尽きない。

◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)

「ドラゴンボールDAIMA」第14話より/(C)バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション