
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、COMICポルタにて連載中の『ふわふわセラピスト』(イースト・プレス刊)から冒頭のエピソード、『獣人セラピストと家族を亡くした青年 心を回復するためのゆるふわ共同生活』を紹介する。作者のムラヤさんが、12月18日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2.5万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ムラヤさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
【漫画】青年がかかってしまった病気を治療するセラピストは“ふわふわ”なうさぎの獣人「ギャップが強すぎるのが良すぎ」と話題に
■凄腕のセラピストの正体はウサギではなく獣人
世界でも症例の少ない稀な症候群、ふわふわ症候群にかかってしまった青年、望月。改善にはとに く「癒やし」が必要になるということで、医者から専門の凄腕セラピストを紹介されることに。
「望月さんの症状を改善させるのは彼にしかできません」と紹介されたのはしゃべる1頭身のうさ ぎ、ファウザッハ・ファブローニ。愛らしい外見から「ぴょん吉」と呼んでは訂正されつつ、ふわふ わのかわいらしいうさぎをファウと呼び、抱きしめながら癒やされる望月。
体を寄せられたファウは何かに気づいたように望月の腕から離れると、「やっぱりまだちょっと熱が あるな」とつぶやく。腕から飛び降りて地面に着地すると、じっと望月を見上げるのだった。「どう したの? ファウ」と望月が言葉を言い切るよりも早く、ぱっとファウが光ったと思えばそこには8頭 身のうさぎの獣人が現れ、「病み上がりだ。オレが家まで運ぶ」と望月を抱え上げ…。
この漫画を読んだ人たちからは、「一頭身も八頭身も良い」 「ギャップが強すぎるのが良すぎ」「かわ いすぎるセラピスト」 「あまりにも顔が良い」など、多くのコメントが寄せられている。
■こだわりの二面性が輝くセラピスト
――本作はセラピストが獣人という斬新なストーリーでした。発想の源になったできごとなどがあるのでしょうか?
できごとは特にないのですが、二面性のあるキャラを作ろう、と思ったのがきっかけでした。初期構想ではファウは狼の獣人だったのですが癒やしをテーマに据え、もっと安心できる身近な動物にしたほうがいいなと思いうさぎを選びました。
――本作では、獣人であるセラピストがかわいらしい一頭身の時からは想像できない八頭身の姿になるシーンが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
2人の関係性を描いた漫画なのでそこに注目して読んでもらえれば嬉しいです。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
背中に乗せていた福神漬けを取り上げられて「!」となっているファウでしょうか。絶妙に崩れた絵になったので気に入っています。
――ふわふわなセラピストの名前が想像と異なり、ギャップを感じました。「ファウザッハ・ファブローニ」に決めた理由をお教えください。
ファブローニは月のクレーター名から拝借しました。
――もし獣人が実際に存在していたら、ムラヤさんはどんな獣人に会ってみたいですか?
動物が好きでよく動画を眺めていますが、獣人となるとパッと思いつかないですね…やっぱりうさぎ、ファウに会ってみたいですね。
――今後の展望や目標をお教えください。
ふわふわセラピストに関してはストレスなく疲れている時でも気軽に読めるような話作りを心がけています。今後もこのテイストで行ければと。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
いつもありがとうございます。好きです。

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