天気図は、西高東低の冬型の気圧配置から大陸からの移動性高気圧に覆われる形に変わってきました。このため、寒気の南下は一服し、ほとんどの地域の気温は平年より高くなる見込みです。
ただ、この移動性高気圧は2つに割れていて、今後、その間の日本海には低気圧が発生することが予想されています。この低気圧は北日本を通過して北日本は西高東低の冬型の気圧配置に戻る予想となっています。
冬の終わりの高温は、融雪が進み融雪洪水や落雪、底雪崩の危険性があります。また、雪面の融けかかった雪が凍ってアイスバーンとなり新雪雪崩が発生しやすくなります。冬で一番油断できないのは終わるときです。

気象予報士・饒村 曜)

21日午後9時の予想天気図。