二卵性双生児ポン子ちゃんとコン子ちゃん、三女のピイ子ちゃんを育てるママで、育児をテーマとしたエッセイ漫画をSNSに投稿し、子育て世代から大きな支持を集めているサヤ山サヤ(@saya_twins1125)さん。

【漫画】本編を読む

ウォーカープラスでは「今日も三姉妹が舞う!〜七転び八起き育児日記〜」と題し、妊娠や出産、育児におけるさまざまなピンチを明るく乗り越えてきたサヤさんの奮闘記を、全編描き下ろしの連載形式でお届けする。

今回は、赤ちゃんの頭の形の歪みと、その治療法のひとつである「ヘルメット治療」について。

※漫画の内容はあくまで著者の経験に基づく体験談となります。描写の内容がすべての人に当てはまることではないこと、著者の主観が含まれておりますことをあらかじめご了承ください。気になる方は医師などに相談されることをおすすめします。

――赤ちゃんの頭の形の歪みには、主に「斜頭症」「長頭症」「短頭症」などの種類があるとされていますが、ポン子ちゃんはどのような状態でしたか?

ポン子は、「短頭症」と「斜頭症」でした。短頭症はいわゆる「絶壁」と呼ばれる、後頭部がペッタンコの状態を言います。一見して短頭症であることは明らかでしたが、実際に測定してみると、左右差がある斜頭症でもあったので驚きました。それで目の大きさが違ったり、重い方にいつも頭が傾いていたんだなぁ…と納得しました。

――頭の形の歪みを改善するためにさまざまな方法を試されていたそうですが、ヘルメット治療を含め、どのように情報収集をしていましたか?

周りの人に聞いたり、ネットで「絶壁治療」など検索してヒットしたあらゆる方法を試しました。ドーナツ枕を使う、母子整体に相談する、横向きに寝かせるなど試しましたが、悪化する一方でした(涙)。

ヘルメット治療もネットで知りましたが、体験記がほとんどなく高額でもあったので、これは最終手段だなと考えていました。

――ヘルメット治療をすると決めたあと、どのように病院探しをしましたか?

頭蓋矯正ヘルメットというのですが、これを取り扱っている会社のホームページから提携医療機関を調べて行きました。

私たちが治療を決めた頃は、まだ全国に2カ所しかなく、車で片道2時間半かけて行きました。治療開始後のフォローアップ施設も同じくらい遠かったので、双子ベビーを連れての通院はなかなか大変でした。

ちなみに今は提携医療機関は全国45カ所以上あるそうです(2025年1月現在)!ヘルメット治療の認知が広まり、全国の頭蓋変形に悩む赤ちゃんが通いやすくなったのでうれしいですね。

「今日も三姉妹が舞う!〜七転び八起き育児日記〜」7話より