
フリーアナウンサーの古舘伊知郎が21日、自身YouTubeに『中居正広氏・フジテレビの問題について古舘が思うことを語ります。』と題した動画をアップ。
特定の女性を被害者と決めつけるなど、正義感で暴走するネットユーザーに釘を差した。
■「無関係の人の写真もどんどん使われて…」
動画前半、古舘は「私はSNSは目に余ると思っています」と、表に出ていない被害者女性を断定するかのごとく、フジの現役アナや元アナの画像・実名を上げるネットの動きを批判。
「昔付き合っていたであろう女性、中居さんといろいろ揉めたのかもしれない女性、全く関係ない中居さんと付き合ったことも1回もないであろうあろう女優の写真、“とんでもない何か”に関わっていないはずの女性アナ、無関係の人の写真もどんどん使われて…」と前置きする。
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■YouTubeにあふれる“解説動画”に憤り
続けて、「あることないこと・ないことないこと取り沙汰されて、人口音声で流れてきますよね?」「わけの分からないイントネーションで『そうだったのかー赤裸々に全てのことが分かってきたー』って、わかってないのに言ったり」と、YouTubeにあふれる解説動画や芸能チャンネルを批判。
これらに対して、「古臭いと言われようが何だろうが、心から言います… 目に余りますよ!」「今回の中居くんの問題と関係ない人を、巻き込んじゃいけないです!」と語気を強めた。
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■女性へのセカンドレイプだと警告
古舘はこれらのネットの言説を「これはセカンドレイプを重視する、女性の二次被害を特に重視するという」と、中居やフジを批判しているつもりでも、女性への権利侵害になっていると釘を刺す。
「全く関係ない人をも傷つけてるってことになりますから。ここ重要だと思います」と重ねると、「何らかの規制も含めて、嫌だけどやんなきゃだめでしょ」と規制の必要性も唱えた。
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■女子アナ自身も次々と苦言
古舘の指摘はアナウンサー側も切実に訴えており、宮司愛海アナは17日放送の『Live News イット!』で、「一連の報道をめぐって、意図しない目を向けられて傷ついている仲間が多くいます」「自分たちで説明もできないといった、とてももどかしい状況に置かれています」などとコメント。
19日生放送の『Mr.サンデー』では、藤本万梨乃アナが「根拠のない臆測にさらされて、否定する場もなく、苦しい思いをしている仲間もいます」と呼びかけ、翌20日の『めざまし8』でも、小室瑛莉子アナが「私の同僚や私自身もSNSで全くの臆測が広がっていて。毎日悔しい気持ちでいっぱいです」などと訴えている。
21日には、竹俣紅アナが、自身のものだと拡散されているフジ社員とのキス画像を「写っている人物は私ではありません」と否定。正義を振りかざすネットユーザーによって、無関係な女性側を傷付けている構図が浮き彫りになっている。
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■【動画】女性へのセカンドレイプだと怒りのコメント

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