
コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、カドコミで連載中の東ふゆさんが描く『メメントゲーム』の第0話をピックアップ。
【漫画】学年成績トップとビリがペアを組んでゲームに挑む…学園サスペンスを描いた漫画に「うっわ気になる」「こういう頭脳戦好き」の声
東ふゆさんが1月8日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、3,800件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、東ふゆさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
■学園の裏側に迷い込んだ生徒たちを待ち受けていたのは…
社長令嬢の日嗣(ひつぎ)アカリは、高校入学早々に学年成績トップとして多くの生徒の注目を浴びていた。対して同じクラスの東雲夕夜(しののめ ゆうや)は、学年成績最下位かついつも一人でいた。
夕夜は、アカリもいつも一人でおり自分と同じ匂いがすると話しかけてくが、夕夜のような問題児の友達はいらない、とアカリはその場を去ってしまう。しかし、その後の美術の授業で2人組を作らなくてはいけなくなり、2人は組む相手がおらず仕方なくペアを組むことに。話しているうちにアカリが家のために必死で頑張っていること、夕夜は人を信用できないということをお互いに知る。
その後、移動教室で理科室へ向かった二人。しかし、理科室には誰にもおらず、足を踏み入れた途端、落とし穴のようなところに落下してしまう。
落ちた先にはぬいぐるみのような姿をした一台のロボット。落ちた割に無傷であることに驚きつつ周囲を見渡すと、そこには夕凪学園の裏側・終夜学園(よもすがらがくえん)の景色が広がっていた。
周りを見ると夕夜やアカリの他にも数人の生徒たちがいた。ぬいぐるみのようなロボットは「ポッポ」と名乗り、ゲームをすればここから出られる、と説明する。さらにゲームに勝てば上の階に上がっていくことができ、最後まで行けば「過去の記憶」をご褒美にもらえると言う。
すると、そこにいた生徒たちは、この学校に入るまでの記憶がないことに気づく。さらに逆らうとポッポに食べられてしまうことが分かり怯える。
ポッポの説明により、首輪が付いている首輪側と付いていない主人側でペアを組んでゲームを進めることが必要とわかったアカリたちは、最初のゲームに挑むことになる…。
作品を読んだ読者からは、「色々真逆の天才二人が組むやつ大好き」「凄く引き込まれます!」など、反響の声が多く寄せられている。
■作者・東ふゆさん「主人公2人の少しづつ変わっていく気持ちの変化を大切に」
――『メメントゲーム』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
仲が悪い2人が組むことになり色んな困難に立ち向かっていく…という話が描きたくて生まれました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
色々なゲームをやっていく中で、主人公2人の少しづつ変わっていく気持ちの変化を大切にしています。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
14話でアカリが「あなたが嘘を付いたとしてもいい、私はただ信じます」と牢屋にいる夕夜を信じるシーンです。
信頼ってなんだろうと私も悩みながら描いているのですが、アカリが答えを見つけてくれたように感じました。
――普段漫画を描かれる際、ストーリーやキャラクターなどはどういったところから着想を得られることが多いですか?
日常で思ったことや好きなこと、ドラマや本、漫画、ゲームなどエンタメを見てこれを自分流に描いてみたいと参考にすることもあります。
――東ふゆさんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
読んで下さる人に何かを感じてもらいたい、心を動かしたいというのはずっと私の中で目標にしています。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
楽しんでいただけるようにこれからも全力で頑張りますのでよろしくお願いします!

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