
中国の春節(旧正月、2025年は1月29日)はすでに国連の休日にもなり、世界人口の約5分の1がさまざまな形で春節を祝っています。世界の人々が春節文化を共有するようになったことで、さまざまな年越し用品が海外で人気を博しています。
ハンガリーのブダペストではこの2日間、春節を楽しむ縁日が開催され、中国の公演団体が演じた獅子舞や民族舞踊、京劇、歌などが観客から拍手を浴びました。現地の人々は長い列を作り、古くから北京に伝わる民間工芸の一つである「吹糖人(飴細工の人形)」や中国書道、中国の伝統服の着用などを興味津々に体験しています。家族全員で縁日に参加して、春節の雰囲気を堪能した人もいます。
サウジアラビアのリヤドではこのほど、文化宮殿で「2025新春大集」イベントが開催され、中国の獅子舞、武術、民族音楽などが演じられて大いに盛り上がりました。このイベントでは人々が縁日のように並んだ出店を巡って楽しんだり、本場の中国料理を味わったりするなどで、中国の春節ならではのお祝いムードを体験しました。
深紅の提灯は中国の春節に欠かせない飾り物です。現在はこのような春節の飾り物が中国から全世界に向けて輸出されています。山東省の郯城(たんじょう)県には春節の飾り物である組みひもの「中国結び」を作る村が70カ所あり、1月になってから注文がうなぎ上りです。最近では海外市場のニーズに合わせるために、デザイナーは伝統的な工芸にさまざまな流行の要素を融合させています。河北省石家荘市にある「中国一の提灯村」と呼ばれる屯頭村では、祝日市場の需要を満たすために、今、どの家も提灯づくりを急いでいます。屯頭村の提灯の種類はますます豊富になっており、木彫り提灯、羊皮提灯、工芸紙提灯など300以上があります。
中国中部にある江西省の上栗県は、花火や爆竹の四大生産地の一つです。春節の到来に伴い、上栗県からの花火輸出も爆発的に増加しています。地元企業の責任者によれば、今年の海外からの注文は前年同期比17.6%増とのことです。(提供/CRI)

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