
連日、力士が熱戦を繰り広げている大相撲一月場所で、力士の鍛え抜かれた身体、日々の稽古や取組の過酷さを物語るかのような肩にできた血コブのような隆起。さらに取組後の深々と美しい力士のお辞儀にファンの注目が集まる一幕があった。
注目を集めた力士は、幕下十五枚目・魁勝(浅香山)。十二日目の取組では幕下九枚目・貴健斗(常盤山)を寄り切って5勝目を挙げた。
魁勝が土俵に上がると、右肩にポコッと赤く膨れ上がった血コブのようなものが確認でき、ファンからは「肩の血コブやばい」のほか「三角筋すごっ」など、隆起した肩まわりの筋肉にも注目が集まった。
力士の立ち合いの衝撃は1トン以上にもなると言われている。この日の立ち合いは、身長180.6センチ、体重157.7キロの魁勝の右肩に対して、身長179センチ、体重165キロの貴健斗が激しく頭からぶつかると“バチン”という音が館内に響いた。
その後、突き押しで前に出た貴健斗の左回しに手をかけた魁勝だったが、まわしから手が離れると土俵中央で突き合い、ぶつかり合いの展開に。その際も貴健斗が頭から何度かバチッ、バチッと魁勝の右肩にぶつかっていく様子も。
最後は両まわしを引いた魁勝が腰を低くして貴健斗を寄り切って5勝目を挙げ、1敗を守った。敗れた貴健斗は2敗目(4勝)を喫した。
この一番を受け「右肩痛そう」といった声も聞かれたが「力士すごいな」「やっぱり命がけ」など感嘆の声も。なお、勝ち名乗りを受けた魁勝がおなじみの“深々とした”お辞儀をして花道を下がっていく際には「所作が美しい」「お辞儀きれい」といった反響も寄せられていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)

コメント