スキマッチキャリーケースは厚さが半分に

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旅行や出張に行く際に使うキャリーケースは使わない時に場所を取りますよね。「中に防災用品を入れておきましょう」とか「旅行の時のアイテムを入れておけばOK」など工夫はできますが、「使わない時だけキャリーケース自体が小さくなってくれよ」と思ったことがある方もいるのではないでしょうか。

「たためる」以外のキャリーケースとしての機能

ドンキにはきっと「使わない時はキャリーケースを畳んで小さくしたい」と考えた方がいたのでしょう。そして誕生したのがこの「スキマッチキャリーケース」です。

スキマッチキャリーケースM

ドン・キホーテ 情熱価格
スキマッチキャリーケースM
¥12,099(税込)

まずはキャリーケースとしての機能を確認しましょう。

スキマッチキャリーケースMベルト付で、ハンドルは2段階で伸ばすことができます。

スキマッチキャリーケースM持ち手は縦でも横でも持てるようになっています。フロントオープンの8輪キャスタータイプです。

TSダイヤルロックタイプファスナーの引き手はTSダイヤルロックタイプで固定できます。ここまでは一般的なキャリーケースによくある仕様を網羅できていますね。

モノを入れることができる箇所は1か所+ポケットモノを入れることができるのはフタをガバッと開けた1か所のみ、外ポケットなどはありません。フタの内側に薄いメッシュポケットはついていました。

カラーバリエーションはアイアングレー、ホワイト、ミント(写真)の3種類、サイズは以下3種類があります。

・Sサイズ(機内持ち込みサイズ、容量23ℓ、重量約3.4kg)¥10,999(税込)
・Mサイズ(2~3泊目安、容量31.5ℓ、、重量約3.7kg)¥12,099(税込)
・Lサイズ(4~6泊目安、容量50ℓ、重量約4.4kg)¥14,299(税込)

Sサイズのみ国内線100席以上の機内持ち込みが可能です。

「たためる」キャリーケースとはどういうことか

さて、このスーツケースの大きな特徴でもある「たためる」部分ですが、どのようにたたむのでしょうか。

スイッチを指で押す折りたためる操作は簡単で、キャリーケースの上下の内側に2箇所あるスイッチを指で押すだけです。

スイッチを指で押すと折りたためる最初はスイッチの位置を探すのに一瞬戸惑いますが、触れば「あー、そういうことね」とすぐにわかると思います。

天板が折りたためるすると上下にある天板が内側に折りたたまれます。

側面も折りたためる側面部分も折りたたむことができます。

分厚さが半分に!本体の分厚さが約22cmから約11cmと、半分の分厚さになりました!

スキマにも収納できる中にはほとんど物を入れることができませんが、11cmならクローゼットのちょっとした隙間やベッドの下などに収納することができます。

スキマッチキャリーケースは厚さが半分にBefore・Afterはこの通り。こうしてみるとだいぶスリムになりますね。

ちょっと微妙な点

広げると横幅約22㎝多くの方が想像されるであろうことは、「そんなに簡単にたためてしまうのなら、広げて使っている時にも勝手に縮んでしまったり、強度に不安があったりするのでは?」ということだと思います。どのような使い方をするかにもよるとは思いますが、強めに叩いてみたり揺らしてみたりした感じでは決して「キャリーケースとして弱い」感じはありませんでした。

見た目はプラスチック製ということで若干おもちゃっぽさがあるように見えますが、プラスチックの中でも強度のあるポリプロピレン製ということもあり、おかしな使い方をしなければ問題ないと感じました。

気になる点も……ただ、ちょっと気になったのはハンドルの出し入れの際にちょっとひっかかることが何度かあったことです。引っ張りだすことはできるけど収納する時に戻らなくなった……のが何回かありました。取扱説明書には「キャリーバーの長さを調節する際には、キャリーバーを一番長い状態にまで引き出してから、ご希望の段階まで下げていくようにしますとスムーズに調節できます」とあったので、単にコツが必要なだけかもしれません。

前段で「おかしな使い方をしなければ問題ない」と思うとは書きましたが、キャリーケースをちょっと雑に扱いそうな海外の航空会社で旅行・出張をする際や、ボコボコとした道をガンガンキャリーケースを引いて突き進む……といったハードめな旅の際には少しその堅牢度に不安が残るかもしれません。

あくまで「ゆっくり国内旅行1泊2日」とかなら大丈夫だと思う、という感じですね。

折りたたんだ状態で固定は難しい微妙な点としては、折りたたんだ状態でカチっと固定することができないこと。ふわっと元に戻ろうとする感じがあります。これは仕方がないのかな……。

付属のバンドで固定できる付属のバンドで止めれば問題ない気もします。折りたたむのはあくまで収納時ですから、微妙ではありますがそこまで欠点とは感じませんでした。

折りたためる利便性がある一方で「何があっても頑丈!」とは言い切れない「スキマッチキャリーケース」。何においてもすべてのワガママを叶えることは難しいですから、何を重視するかで選ぶと良いと思います。「そこまで激しい旅はしない&使わない時はスリムになるといいなぁと思う」方にはおすすめしたいです。

文・撮影/松本果歩

※記載の価格は筆者が購入した店舗の金額です

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