大人にも夏休みがありますが、取得できるのはほんのわずかな期間だけ。子どものころは遊ぶ時間がたっぷりあって楽しかったですよね。今回はそんな子どものころの夏休みを、社会人たちに振り返ってもらいました。「ぼくのなつやすみ」傑作選です!

力作ぞろい!? 夏休みの自由工作で作ったものは? 「おりがみで動物園」「自分の街の模型」

■夏休みといえば虫取り!

・「カブトムシを捕まえに林みたいなところに行ったこと。近くの上級生と一緒に暗くなるまで遊べて楽しかった」(女性/21歳/自動車関連)

・「祖父母の家でクワガタ取りをしたこと。山の中に入らずとも、夜になったら街路樹辺りでたくさん捕れて楽しかった」(男性/35歳/情報・IT)

・「祖母の家に行ったときは、必ずカブトムシを取りに行っていた。キタキツネを見たり、アイヌの衣装を着たり、普段経験できないことができた」(女性/31歳/建設・土木)

・「母の実家で祖父と登山に挑戦し、登りきったこと。高い山ではなかったが、すごい達成感があった」(男性/28歳/自動車関連)

・「おばあちゃんちの裏庭でホタルの大群を見た」(男性/34歳/情報・IT)

子どものころのこういった体験は、不思議と忘れないものです。

■宿題も良い思い出!?

・「小学校のときの自由研究が県のコンクールで最優秀賞をとったんだけど、父親がほぼ手伝ったから微妙だった」(女性/34歳/その他)

・「宿題を初日で終わらせる。あとが楽しすぎた」(男性/31歳/食品・飲料)

・「工作の課題におばあちゃんが作った人形を出したこと。出来が良すぎて疑われた」(女性/21歳/ホテル・旅行・アミューズメント)

宿題を「初日で終わらせる」なんて……。夏休み終了間際にあせって宿題をやりはじめるタイプだった筆者には、ちょっと信じられません。

■冒険にチャレンジ!

・「夜の学校で、肝だめしからの屋上で天体観測。楽しかった」(女性/25歳/情報・IT)

・「遠くの公園まで自転車で行ったこと。普段行かないところまで行って、冒険気分を味わった」(男性/33歳/学校・教育関連)

・「友だちとの山遊び。いろんな発見やハプニングがあって刺激的な体験ができた」(男性/33歳/機械・精密機器)

日ごろできないことにチャレンジしてみる。それも夏休みの醍醐味でした。

■ちょっとしたことが最高の思い出に

・「山の中にキャンプに行って、『スイカ割りをやろう!』ってスイカを買っておいたんだけど、目を離した隙に坂道を転がっていって割れてしまった」(男性/32歳/小売店)

・「旅行先で花火をしていたときに、叔父が迷子になってみんなで探したこと。叔父は私とかくれんぼをしていたつもりで、ずっと隠れていたことがわかり、みんなで大爆笑した」(女性/30歳/機械・精密機器)

・「夏休みのラジオ体操の帰り、ホームランバーがずっと当たりだった」(男性/46歳/電機)

ハプニングやうれしい出来事など、たとえ些細なことでも貴重な「ぼくのなつやすみ」ですね。

■グルメな夏!

・「川沿いの鮎のお店に鮎料理を食べに行ったこと。お店の横に川で実際に鮎を捕まえるしかけがあって、そこで水遊びもできて楽しかった」(女性/24歳/学校・教育関連)

・「毎日料理を作ってレシピ本を作った」(女性/31歳/金融・証券)

子どものころに食べて感動した味は、特別なもの。大人になっておいしいものをたくさん食べても、その味は忘れません。

こうしていろんな「ぼくのなつやすみ」を見てみると、自分の思い出もよみがえってきました。子どもだったからこそ、経験できたあの夏。もう戻ることはできませんが、その思い出は一生の宝物ですね。

文・OFFICE-SANGA 森川ほしの

調査時期:2015年7月

アンケート:フレッシャーズ調べ

集計対象数:社会人379人(インターネットログイン式アンケート)