新紙幣の偽造防止技術を、超高倍率のズームカメラで紹介する実験動画が興味深いです。あらためてすごさが分かる……。

【画像】新紙幣を拡大したところ

●新紙幣の偽造防止技術に迫る

 2024年7月3日発行の新紙幣では、偽造を防ぐために最先端の技術を採用。肖像が立体的に見える3Dホログラムや、紫外線を当てると一部が発光する特殊インクなど、多岐にわたる技術が投入されています。

 学べてためになる実験を行うYouTubeチャンネル、「GENKI LABO」の市岡元気先生は、偽造防止技術の一部を紹介。590倍ものズームカメラで、1万円札を拡大して撮影しました。

●超高倍率レンズでようやく見える極小文字

 元気先生が着目したのは、表面右下の額面まわり。「10000」を縁取る模様をズームアップしたところ、極小の「NIPPONGINKO」が見えてきました。目の良い人ならルーペで読めるかもしれないけれど、そもそも「ここに書いてある」と教えられない限り、存在に気付かないぞこれ……。

 GENKI LABOでは、お札を傾けると額面が見える「潜像模様」なども紹介。また、紙幣の印刷を手掛ける国立印刷局への、取材動画も公開しています。

画像提供:GENKILABO

超高倍率でないと見えないところには何が……?