
川口春奈が主演を務め、SixTONES・松村北斗が出演するドラマ「アンサンブル」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/TVer・Huluにて配信)の第2話が1月25日に放送。真戸原(松村)の意味深な表情や、宇井(田中圭)の新たな事実が判明し、視聴者から「リーガルラブからミステリー要素だらけ」といった感想が相次ぎ、反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます)
主人公・小山瀬奈(川口)は、恋愛トラブルの案件を多く扱う女性弁護士。自身のある過去のトラウマと、男女トラブルばかりを目にする日々から、「恋愛はコスパ・タイパが悪い」と思っている「現実主義」者。そんな瀬奈の前に突然現れたのは、愛や真心を信じる「理想主義」者の新人弁護士・真戸原優(松村)。
そんな正反対の二人が、バディとなり、恋愛トラブル裁判に挑むことに。「リアルな恋愛に、夢みたいな理想を持ち込まないで」。二人は法廷中を巻き込みながら、とことん意見を戦わせていく。すると、なぜか恋愛トラブルは最高の形で解決することに。そして、裁判を通して互いを理解した二人は、次第に近づいていく。しかし、瀬奈の抱えるトラウマや元恋人、それぞれの家族が、二人の恋の邪魔をする。明るくてちょっと切ないリーガルラブストーリー。
■10年前の浮気をきっかけとした依頼を受ける瀬奈と真戸原
前の事務所をクビになった真戸原が、瀬奈が勤める「たかなし法律事務所」に入所してくる。瀬奈は真戸原とコンビを組み、新たな案件を請け負うことに。クライアントは会社員の兼木浩司(加治将樹)。依頼内容は「妻・真弓(愛希れいか)の10年前の浮気に対して慰謝料を請求したい」というもの。夫婦仲が悪化した兼木が離婚の危機について相談したところ、不憫に思った同僚が「10年前の浮気写真」を提供してくれたのだった。
真弓が男性とホテルに入っていく証拠写真は10年前のもので間違いなさそうで、訴訟が順調に進む中、瀬奈は真戸原とともに母校の大学に立ち寄る。すると、そこで宇井(田中)と再会してしまう。瀬奈と宇井は担当教官に促されて、大学時代の懐かしい映像を見ることに。8年ぶりに話す二人の心は少しだけ近づき、瀬奈は「別れた時に本当は何があったのか」を今度話したいと話す宇井からの提案を受け入れる。
そんな中、「兼木が離婚ではなく慰謝料を求めている理由が気になる」と瀬奈へ相談する真戸原。一方の瀬奈は、真弓が浮気をしていたことは事実であり、理由なんてないと一点張り。
10年も一緒にいたにもかかわらず、過去を強く否定する兼木の態度にも違和感を感じた真戸原は、もっと調べたいと瀬奈へ訴えるが、8年前の失恋と重ね合わせた瀬奈は、「今まで過ごしてきた時間が無駄だと思う兼木の気持ちがよく分かる」と言い、心を閉ざしてしまったまま裁判を迎えることに。
■兼木と真弓、裁判で語った真実とは
裁判が進む中、真弓側の弁護士は突然新たな証拠を提示する。それは、10年前に兼木が探偵事務所へ依頼していた不貞調査の報告書だった。兼木は10年前から真弓の浮気に気付いていたのだ。真戸原は、「なぜ今まで真弓へ浮気を追求しなかったのか」と問うが、兼木は目に涙を浮かべて黙り込んでしまう。
続いて真弓が証言台に立つと、10年前の浮気の事実を認める。その一方で、深く後悔していることや、兼木とやり直したいと思って不妊治療を続けていたことを明かす。真弓は夫婦関係を立て直そうとしていたのだった。最後に「許されるならこの先も兼木と一緒にいたい」という真弓の言葉とともに閉廷する。
愛する真弓と別れたくない思いから過去の浮気について認めさせようと裁判を起こした兼木。しかし、今回の裁判で真弓の思いを知った兼木は、二人で過ごしてきた10年間を信じることができなかった自分が悪いと涙を流す。そして、互いの気持ちを知った兼木と真弓は無事に和解へ。
瀬奈は、なぜ真弓の弁護士は、兼木が探偵事務所に調査依頼をしていたことを知っていたのだろうかと口にする。すると真戸原は、証拠写真には写っていなかったホテル名を兼木が知っていたことに違和感を抱き、同僚に「調査依頼をしていた可能性」を指摘したのだと言う。
その後、気を使った同僚が真弓に伝えたのだった。真戸原の勝手な行動を咎めるが、「過ごしてきた時間が無駄だったと小山さんに思ってほしくなかったので」と話す真戸原に、何も言い返せなくなる瀬奈。
■宇井に家族がいたことを知った瀬奈
後日、毎年必ず行っていた母の誕生日祝いを断り、瀬奈は元恋人・宇井と会うことに。過去と向き合って前に進むため、会うことを決めたのだった。しかし、そこで知ったのは、宇井が結婚して娘がいるという事実。衝撃を受けた瀬奈はその場から逃げ出してしまう。
冷たい雨が降る中で逃げ出した瀬奈。すると、落ち込んで動けないでいる瀬奈の元に真戸原の姿が。瀬奈にそっとマフラーをかける。ネットで宇井の家族について知った真戸原は、心配して駆けつけたのだった。
突然の登場に戸惑う瀬奈だったが、「私はなんにも変わってない」と吐露し涙を流す。そんな瀬奈の手をそっとつなぎ、優しく受け止める真戸原。
その後、瀬奈を元気づけようと考えた真戸原は、スケート場に連れ出す。楽しい時間に思わず笑顔になる瀬奈、そして「小山さんの笑顔が見たかった」と恥ずかし気もなく話す真戸原に照れてしまう。笑顔で別れた二人だったが、一人になった真戸原は、過去の情景を思い出しなぜか不安げな表情を浮かべていた。
そのころ、真戸原と帰宅した瀬奈を見て、イラついた様子で誰かに電話をしている母・祥子(瀬戸朝香)。「ちゃんとやってくれないと困る」と話す電話越しの相手が宇井だと判明し、第2話の幕が閉じた。
どこか裏がありそうな伏線を持たせて幕を閉じた第2話に、視聴者からは「優くんがかわいい」「何この展開!?」「情報量多すぎ」「リーガルラブからミステリー要素だらけ」といったコメントが相次いでいる。

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