
今夜今季最強寒波が襲来 1日で100cmの降雪予想も 立ち往生やホワイトアウトの恐れ 週末にかけて影響長引く
■今季最強&最長寒波 今夜1回目のピーク
今夜にかけて、千島近海の低気圧が発達しながらサハリン付近に進み、冬型の気圧配置がさらに強まるでしょう。
また、今季最強&最長寒波は今夜、1回目のピークとなりそうです。
上空5500m付近で-42℃以下の寒気の中心部分が東北南部~北陸を通過するでしょう。
大気の状態が不安定となり、日本海で雪雲が発達しやすくなる見込みです。
特に、JPCZに伴う活発な雪雲が東北南部の日本海側~北陸にかけて流れ込み、積雪が急増する恐れがあります。
今夜をピークにあす6日(木)にかけて、北~西日本の日本海側を中心に大雪に警戒してください。
その後も週末にかけて、日本付近は強い冬型の気圧配置が続き、上空には断続的に強い寒気が流れ込むでしょう。
2回目のピークは8日(土)頃で、東北~山陰の日本海側で再び警報級の大雪となりそうです。
東北や北陸を中心に、大雪や大荒れ、大しけが続く恐れがあります。
■予想降雪量 たった1日で100cmの降雪
あす6日(木)夜までの24時間で、東北日本海側の山沿いでは100cm、日本海側の平地や太平洋側の山沿いでは60cm、太平洋側の平地でも40cmの雪が降り、大雪となるでしょう。その後も8日(金)夜にかけて、24時間で東北日本海側の山沿いでは70cm、日本海側の平地や太平洋側の山沿いで50cm、太平洋側の平地でも30cmの雪が降る見込みです。
北陸もあす6日(木)夜までの24時間で新潟県の山沿いでは100cm、平地でも多い所では20~50cmの雪の降る所があるでしょう。新潟県の山沿いでは、今夜~8日(土)夜までの72時間で240cmの雪が降る恐れもあります。
普段雪の少ない西~北日本の太平洋側でも内陸を中心に大雪となり、九州南部や四国の平地でも積雪となる所があるでしょう。
あす6日(木)夜までの24時間で、四国の山地では30㎝、平地で10cm、その後も8日(金)夜にかけて、24時間で山地で20~30cm、平地で7~10cmの雪が降る見込みです。
九州南部は山地ではあす6日(木)夜までの24時間で、10~15cm、平地でも5cmの雪が降るでしょう。
また、気圧の傾きが大きく、全国的に風が強く、あす6日(木)にかけて、北海道の日本海側や北陸では陸上でも最大瞬間風速35m/sの暴風が吹き荒れる恐れがあります。
猛吹雪となって、ホワイトアウトの発生など視界不良にも警戒が必要です。
海上では波が高まって大しけとなる所があるでしょう。
今季最強の強烈寒波は長く居座るため、交通機関などへの影響も長引くことが予想されます。
車の立往生や道路の通行止め、公共交通機関の大幅な遅延や運休などが発生することも考えられます。
テレワークの活用など不要不急の外出を控えるようお願いいたします。
やむを得ない場合は、最新の気象情報や交通情報を確認し、移動時間を大雪のピークの時間とずらすなどの対応をお願いします。

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