本日、7月30日任天堂より発売されたニンテンドー3DSソフトどうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』(@2015 Nintendo)! 村でどうぶつたちとの暮らしを楽しむ大人気ゲームシリーズどうぶつの森』初のスピンオフタイトルです。
どうぶつの森』では、主人公が村での暮らしを楽しむというコンセプトでしたが、今回は“家づくり”を楽しむというのがコンセプト。なぜあえて “家づくり”にスポットを当てたのでしょうか?
住宅サイト編集者、そして大の『どうぶつの森シリーズファンである筆者が任天堂さんに行って聞いてきました!

純粋におうちづくりの楽しさを感じられるゲーム

と、いうことでやってきました任天堂

【画像1】どうぶつの森に登場する、筆者の愛するキャラクター ゴメスになって突撃です(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

まずはどんなゲームなのか、実際に体験してみました。

【画像2】知っている方にはおなじみ「たぬきハウジング」の新入社員として、さまざまなお客さんの要望に合ったお部屋をつくっていきます。今作では自分のキャラクターをはじめから自由につくることができます。地味にうれしい! (画像提供:任天堂


【画像3】「たぬきハウジング」に入社してはじめて担当するお客さんであるキャラメルさんのご要望は「本に囲まれた暮らし」。右が筆者がつくったお部屋。壁一面を本棚にしたらとても喜んでくれました(画像提供:任天堂

一通り部屋づくりを終えてみての感想はただひとつ。「た……楽しすぎる……!!!!!!

家具だけでもベッド・ソファ・棚など細かく分けられていて、壁も壁紙・壁面家具・絵画・窓、床は床材とラグ、天井は照明や天井から吊るすオブジェまで自由にコーディネート可能です。いままでのどうぶつの森よりもできることがぐんと広がっていますし、それぞれの種類が豊富なので、テーマが決まっていても人によってかなり違った部屋ができそうです。

同じテーマでも人によって全く違う部屋ができあがる!

と、いうことで、開発担当の京極あやさんと、同じテーマで同時に部屋づくりをしてみました!

【画像4】ライオネルさんのお部屋のテーマは「おもてなしトイレ」。ト、トイレ?!?!こんなとがったテーマもあります(画像提供:任天堂


【画像5】MAPを見ながら、家を建てる場所を決められます。季節も変えられちゃうんです(画像提供:任天堂


【画像6】塀、屋根、外壁、扉、家のカタチ、そして間取りまで選べます(画像提供:任天堂


【画像7】プレイ中の京極さん。ゲームをつくった本人も夢中になっているような……?(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

取材時間に限りがあるので制限時間を15分と決めましたが終わらず、5分延長。家でプレイしたら軽く1時間は過ぎてしまいます。そして完成した部屋がこちら!どちらも2部屋の構成です。

【画像8】筆者作:庭も、居室も、トイレというメインの前に用意された前菜です。最高のトイレタイムのための極上空間を演出しました(画像提供:任天堂


【画像9】京極さん作:リゾートアイランドに合う、リラックスしたトイレ空間を目指しました。奥の個室は女性用のつもりでしたが……(画像提供:任天堂


本当に全く違ったお部屋が完成しました。できたお部屋のスクリーンショットハッシュタグ「#ハッピーホーム #ACHappyHome #3DS」付きで簡単にSNS投稿できるので、みんなのつくったお部屋をサーチするのも楽しそうです。実際に自分の部屋にも置きたいデザインたくさん!

ただのファンとして楽しんでしまいましたが、筆者は(一応)住宅サイト編集者です。住宅に携わるものとして気になることを、一緒に部屋づくりを楽しんだプロデューサーの京極さん・野上恒さんに伺いました。

【画像10】写真奥の野上さんは5月に発売されたWii U用の人気ソフトSplatoon(スプラトゥーン)』の開発も担当されています!(写真撮影:SUUMOジャーナル編集部)

―――まず、『どうぶつの森』では虫捕りや釣り、着せ替えなど、楽しめる要素がたくさんありましたが、どうしてそのなかで”家づくり”をピックアップしたのでしょうか?

「家はどうぶつの森でも生活のベースになるところなので、一番魅力的な要素のひとつだと思っています。
一方で、どうぶつの森のなかでの家づくりは、数多い要素のひとつに過ぎない面もあります。今作では家づくりに特化することで、より奥深い体験をして、家づくりの魅力をより感じてほしいです。逆にこれまで家づくりにはこだわりがなかった方にも、今作をきっかけにその魅力に気づいていただけたらと思っています」(京極さん)

「前作『とびだせ どうぶつの森』に登場するキャラクターにも家がありますが、内装を開発スタッフがひとつひとつコーディネートしていたんです。その作業をみんなすごく楽しんでいたので、これはゲームとして皆さんに同じ楽しさを感じてもらえるのではと思ったのもキッカケのひとつです」(野上さん)

―――天井や窓がコーディネートできたり、家具のデザインがすごく今の時代に合っていて素敵だと思いました。現実での部屋づくりとほとんど変わらないことがゲーム内でできることに驚きましたが、デザインなどはどうやって決めたのでしょうか?

「部屋の中でいじれる場所やアイテムの種類など、どうぶつの森で“こういうことができたらいいのに”という夢を実現していったイメージです。夢は膨らむけど、実際にいろんなことを遊びやすい形にまとめるのに苦労しましたが(笑)
家具のデザインについては、スタッフ全体でアイデアを出し合うことで、個人の好みに偏ったりせず幅広いバリエーションが揃えられるように、チーム全体で協力していました」(京極さん)

アメリカや欧州に任天堂子会社があるので、そちらにも協力してもらって、海外の意見も聞いたりしました」(野上さん)

程よいリアリティーを入れて大人は身近に、子どもはごっこ遊び的に楽しめる

―――お客さんの話のなかで「この辺りは計画中のニュータウン開発がなかなか進んでいない…」「建築条件付きの土地を買って…」など、かなりリアルな用語が出てきましたが、なにか意図があったのでしょうか?

「お子さんが遊ぶことも考えて、専門用語が出てくると●●屋さんになりきれた気分がして楽しいですよね。そんな”ごっこ遊び”も楽しめる要素として入れてみたりしました」(野上さん)

「専門用語を使うともちろん難しくなるけど、ぼやかすと逆に分かりにくくなったりするので、そこのバランスは気を付けていました。遊びの面でも予算など条件を入れるべきか悩みましたが、制約がありすぎると好きなように家づくりを楽しめなくなるので、そこはあまりリアルではないですが自由を選んだりもしています。開発中に自分の家を建てていたので、そういった影響もあったかもしれません(笑)」(京極さん)

―――最後にメッセージをお願いします!

どうぶつの森シリーズではありますが、シリーズの世界観やキャラクターを知らなくても楽しめるゲームになっています。家づくりに興味のある人はぜひ遊んでみてください。また、SNSなども活用して知らない人同士でも家を見せ合って盛り上がっていただけたらうれしいです」(京極さん)

amiiboカード(※)でもぜひ遊んでほしいですね。どうぶつの森での出会いは一期一会なので、お気に入りのどうぶつを見つけてぜひ一緒に楽しんでほしいです。カードは友達とも交換して遊んでみてください」(野上さん)

※「どうぶつの森amiiboカード」。通常プレイでは登場しないどうぶつを呼び出して家づくりができるカード(別売り)

現実の家づくりでは、予算や広さをはじめ制限があり、なかなか理想通りにするのが難しくて、嫌になったり、挫折したり、妥協することもあります。でも、このゲームを体験してみて感じたのは「部屋づくりってこんなに楽しいんだ!」ということ。ゲームなので当たり前ですが現実でできないことを思いっきりできるので楽しいんです(笑)。制約がない分自由にチャレンジできて「私ってこういう雰囲気の部屋も好きなんだな~」と、新たな自分に気付いたりも。

夢のあるものからリアルな家具まで登場するので、これから部屋づくりをしようとしている人にもぜひプレイしてほしいと思いました。プレイまでせずとも、SNSで友達やほかの人のつくった部屋を見るだけでも、きっと部屋のイメージが膨らみますよ!

●取材協力
任天堂どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー
写真撮影:SUUMOジャーナル編集部