今季一番の寒波はきょう9日で峠越え 北日本日本海側から北陸は11日頃まで雪が続く見通し

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きょう9日、本州付近は引き続き強い冬型の気圧配置となっています。東北から北陸の上空約5000m付近では-36℃以下の非常に強い寒気が流れ込み、北海道から山陰の日本海側を中心に雪となるでしょう。

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日本海側の地域では、既に多くの地域で平年を上回る積雪となっています。東北南部から山陰にかけて、平年の3倍以上の積雪となっている所があり、さらに積雪が増える所もありそうです。北寄りの風が強く、北日本を中心に吹雪く所がありそうです。

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東北から北陸では、山沿いを中心に雪の強まる所があるでしょう。同じような場所で雪が降り続く可能性があり、積雪の増加に注意が必要です。雷を伴って降り方が強まる所もありそうです。さらなる積雪の増加や交通障害、屋根からの落雪や着雪による停電、なだれの発生等に、落雷や突風などの発生にも注意が必要です。

西日本の雪はすでにピークを越えていますが、きょうの午前中にかけては山陰の山沿いを中心に局地的に雪が強まる所がありそうです。午後は次第に雪の範囲が狭くなっていくでしょう。

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あす10日からは、西から高気圧が張り出し、次第に冬型の気圧配置は緩むでしょう。ただ、北日本から北陸にかけての日本海側では、上空に強い寒気が残るため、あさって11日頃にかけて雪が続く見通しです。
12日から13日にかけては寒気が北上し、本州付近を前線が通過する影響で、東北や北陸などの地域でも雨が降りそうです。積雪の多い地域では雪融けが進みますので、なだれや河川の増水などの融雪災害に注意して下さい。

今季一番の寒波はきょう9日で峠越え 北日本日本海側から北陸は11日頃まで雪が続く見通し