
リアルサウンドテック編集部による連載「エンタメとテクノロジーの隙間から」。ガジェットやテクノロジー、ゲームにYouTubeやTikTokまで、ありとあらゆる「エンタメ×テクノロジー」に囲まれて過ごす編集部のスタッフが、リレー形式で毎週その身に起こったことや最近見て・試してよかったモノ・コトについて気軽に記していく
第54回は「電気(元気)があれば何でもできる!」と下らないダジャレをかましては、平成生まれの若い部員たちに困り顔をされている編集部唯一の昭和生まれにして、ガジェット担当の小川がお届け。
最強寒波到来が連呼される度に「一体、何度目の最強寒波?」と思いつつも、やはり1月下旬から2月初旬は1年で最も寒い季節。ちょっと外ロケにでるだけですっかり体は凍えてしまい、昼飯には温かいが欲しくなる。しかし、じっくりお店で食べる時間もないし、かといって会社でレンチンメニュー連チャンは飽きてくるし味気ない。
■1台で煮る・揚げる・炒める・保存などができるクッキングポッド
そんな時にガジェット担当としてやってみたのが家電を使った「鍋サラメシ」だ。用意したのはYAMAZEN『IHクッキングポット YECP-S100』。実は先週の編集部連載で紹介した「SUSURU TV.」のラーメン作りでも使われていたクッキングポッドである。
こちらのアイテムはラーメンの麺を茹でるだけでなく、1台で「煮る」「揚げる」「炒める」「炊く」「保存」ができるコンパクトな調理家電。お洒落なホーロー製のポッドとIHコンロがセットとなっている。
IHコンロの機能としては「加熱」「揚げ物」「保温」3つのモードを搭載しており、「加熱」では250・400・600・800・1000Wの5段階調整が可能(揚げ物では160・170・180・190・200度の5段階、保温では40・50・60・70・80・95℃の6段階)と細かな火力・温度調節がワンボタンできる。
基本的に1人用の想定だがポッドは満水時約2リットルの容量があり、口径も16センチと広いので鍋などの具材などもたっぷりと入れられる。水と出汁を入れ1000Wモードにすればあっという間に湯が沸く。小型なのにかなり強力だ。今回のサラメシは「鶏鍋」。食材もスーパーで鶏肉・鶏団子・鍋野菜セットなどを買うだけと簡単だ。
食材を投入しきったら基本的にあとは煮込むだけ。10分~15分程度煮込んだら、もう完成だ。ちょっとしたメールのやり取りなどをしながら横目で鍋を見ているだけで良いと極めて手軽。カップに注げば、野菜たっぷりで栄養抜群の「鍋サラメシ」の完成。もちろん、出来立てなのでアツアツだし、量も自分の腹具合に合わせて調整できるのも良い。寒風にさらされて冷え切っていた身体も食べれば気がつけば汗だくになる程。
■使い勝手も抜群なのでキッチン周りのお供として
もちろん簡単で美味しい料理が作れるのもいいがガジェット担当としては、このIHクッキングポッドのメリットについて言及したい所。まず、コンパクトで場所をとらずに調理できるので一人暮らしには最適だし、何よりIHコンロなので火の管理の煩わしさから開放されるのが嬉しい。また、ポッドはホーロー製なので耐薬性や耐酸性に優れているし、汚れや臭いが付きにくいのもポイントだ。
また、料理が残ったら(冷ましてから)そのまま冷蔵庫にいれることも可能と保存性も抜群。またIHコンロは単体でも使うことが可能で、例えばポッドで1品作ってから、小型IH対応フライパンで2品目を作るなんてこともできてしまう。実はかなりの万能選手なのだ。記事用に会社で作ってみたが、リモートワークの方なら自宅のキッチンやリビングにお供として置いておくと重宝することだろう。仕事の合間にコンパクトな調理家電を活用するワークスタイルは如何だろうか。
(文・写真=小川太市)

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