この先は寒さ和らぎ「春一番」の可能性も 積雪地帯は雪崩に注意

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ようやく今季最強寒波の収束が見えてきました。

この寒波によって全国的に厳しい寒さとなり、日本海側の地域を中心に積雪が増加しています。

このあと、週半ば頃には暖気が北上するため、今度は各地で気温が上がる予想です。

札幌は12日(水)の予想最高気温が5℃と、一気に気温が上昇するため、融雪災害にご注意ください。

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12日(水)はサハリン付近を低気圧が東進、寒冷前線が日本列島を通過するとみられます。
一方、日本の南には高気圧が張り出すため、日本付近は南高北低の気圧配置となる見通しです。

広い範囲で南寄りの風が強く吹くおそれがあり、観測の条件を満たせば「春一番」となることも考えられます。

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春一番とは…

冬から春へと移行する時期に、初めて吹く暖かい南寄りの強い風のことです。

気象庁の定義では、立春(今年は2月3日)から春分(今年は3月20日)までの間に、日本海で低気圧が発達し、初めて南よりの8m/s以上の風が吹き、気温の上がる現象。

急速に発達する低気圧の影響で竜巻などの突風を伴うこともあります。

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12日(水)頃、普段は雪の多い日本海側の地域も、雪ではなく雨の降る可能性が高くなっています。
積雪の多い地域では融雪災害や雪崩に注意が必要です。

太平洋側の地域でも天気が下り坂となり、雨や風が強まって荒れた天気となるおそれがあります。

この先は関東から九州にかけて、気温が平年より高くなる日があり、花粉の飛散が本格化しそうです。
花粉症の方は早めに対策しておきましょう。

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