今季最強寒波から一転、今週は春の暖かさの日も 融雪災害に注意 春一番ラッシュも?【週間天気】

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先週、立春を過ぎてからやってきた「今季最強・最長寒波」が
1週間経ち、ようやくピークを越えてきました。

今週は、春らしく天気がめまぐるしく変化し、気温も乱高下、
天気の変化についていくのが忙しい1週間となりそうです。

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●あす・11日(火)建国記念の日は、晴れて気温上がる●

あす(火)は建国記念の日で祝日です。

西から移動性高気圧に覆われ、
北日本や北陸の雪も、昼ごろには止む所が多くなる見込みです。
西~東日本では、風も弱く、穏やかに晴れる所が多い見込みです。

雪をもたらすような強い寒気も北海道付近まで北上し、
気温も上がる予想です。

先週の大寒波の影響で積雪が多くなっている所では、
一気に雪解けが進むでしょう。

きょう10日(月)午前11時時点の積雪深(平年比)は、
岐阜県白川村    253センチ(201%)
富山県朝日町     77センチ(700%)
石川県七尾市     47センチ(588%)
滋賀県彦根市     17センチ(850%)
広島県北広島町八幡 149センチ(201%)

など、山間部でも平野部でも雪が多くなっています。

雪が収まったタイミングで除雪されるか方多いと思いますが、
除雪中の事故も多発しています。
除雪は一人で行わず、携帯電話をもって、命綱を付けて作業をしましょう。

また、雪解けによる、なだれや落雪、洪水など、
融雪災害に十分ご注意ください。


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●12日(水)は「春一番」ラッシュか●

春一番とは、春になって初めて吹く強い南風のことです。
日本海に低気圧があり強い南風を観測することや、前日より気温が高くなることなどが条件で、
北海道や東北、沖縄を除く九州~関東・北陸地方で発表されています。

今年は、北陸地方のみ春一番を観測しています。

12日(水)は、大陸から前線を伴った低気圧が北日本に近づく見込みです。
また、西日本や東日本にも前線がのび、
九州から東北は広く雨となる見込みです。

一時的に春の暖かさをもたらす暖気も流れ込み、
西日本の太平洋側では雨でも
気温は15℃くらいまで上がる見込みです。
南風が吹いて、西日本では春一番の発表があるかもしれません。

ただ、東海地方までは暖気が流れ込まず、
東海では気温が前日より下がる予想です。
春一番の条件で前日より気温が上がることが条件のひとつなので、
東海地方での春一番の発表はないかもしれません。

関東地方は、気温は前日とあまり変化はなさそうですが、
強い南風が観測された場合は春一番の発表があるかもしれません。

●13日(木)~14日(金) 冬型になっても一時的●

13日(木)~14日(金)は一時的に冬型の気圧配置となり、
再び北陸から北の日本海側では雪の所が多くなるでしょう。

北風に乗って寒気がまた流れ込み、日本海側を中心に
冬の寒さが戻る見込みです。

寒暖差が大きくなるでしょう。

特に、13日(木)は、北陸や東北の日本海側で
暴風を伴った雪が降り、大荒れの天気となるおそれがあります。

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●15日(土)~16日(日) 南岸低気圧で太平洋側で雨や雪の所も●

今の所、次の週末は前線を伴った低気圧が予想されており、
本州の南岸を通過する予想です。(南岸低気圧)

このため、太平洋側では雨や雪となり、
九州の山で再び雪の降る所がありそうです。

今後の低気圧の進路などによって、
予想が大きく変わる可能性がありますので、
最新の情報にご注意ください。

今週は、雨が降ったかと思えば次の日は雪、
気温が上がったかと思えば、また急降下となる所もあり、
めまぐるしく変化する見込みです。

気温の変化などで体調を崩さないようご注意ください。

今季最強寒波から一転、今週は春の暖かさの日も 融雪災害に注意 春一番ラッシュも?【週間天気】