
過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2024年5月28日 記事は取材時の状況)
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こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。
2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。
◆一見、悪くなさそうな特徴に注意
今回は交際してもうまくいかず、破局してしまう可能性が高い女性の特徴について紹介していきます。
こう言うと、“一人の男では満足できない浮気性の女”、“言ってることがコロコロ変わる情所不安定な女”、“激しく罵ってくる鬼嫁のような気性の荒い女”などを想像するかもしれません。
しかし、そのようにあからさまにうまくいかなそうな特徴を持つ女性以外にも、付き合ってもうまくいかず、つらい別れが訪れる確率が高い女性はいるものなのです。
そこで【付き合うと不幸になる女性】を3パターン、紹介させていただきます。
◆1.性格が清廉潔白すぎる女性
清廉潔白とは、清く正しく美しく、私利私欲に走るといった汚れたよこしまな気持ちがないことを言います。そういった女性が素晴らしい人間性であることは疑いようがありません。
しかし、考えてみてください。そんな女性に自分自身が釣り合うかどうか。いえ、もっとストレートに言いますと、そんな女性と年がら年中一緒にいたら息苦しくなってしまわないでしょうか。
清廉潔白すぎる女性と相性がいいのは同じく清廉潔白な精神を宿した男性。誠実で真面目な聖人タイプでないと釣り合わなさそうですが、はたしてその条件を満たせる人が世の中にどれほどいるでしょう。
そういった女性は彼氏にも同じような清廉潔白さを望んでいる可能性が高いですが、現実は多くの人間が欲を抱き、ズルい一面やヒドい一面といった醜い要素を秘めているもの。
実際に筆者の相談者のなかにも、清廉潔白な彼女側が求めてくる理想の男性像にどうしても近づけず、精神的に苦しくなっていき、最終的に泣く泣く別れたという人もいらっしゃいました。
彼女が清廉潔白であることは普通に考えればメリットですが、その素晴らしい人間性に釣り合わないダメな要素が自分自身にあると、精神的に疲弊したり自己嫌悪に陥ったりするというデメリットが発生するということです。
◆2.価値観が違いすぎる女性
恋愛において意外と多くの人が勘違いしていることがあります。
それは「お互いに好き同士ならうまくいく」、「強く想い合っていればどんな問題も乗り越えられる」ということ。これは勘違いなのです。
実は恋愛感情だけでは解決できない問題というのはごまんとあるもの。たとえば仕事関連で挙げると、勤務時間が異なりすれ違い生活になったり勤務地が変わって遠距離になったり。
そんななかでも解決がかなり難しいのが“価値観の違い”という問題なのです。
人生観や死生観といった根源の価値観の違いがある場合はもちろんですが、細かな部分の考え方の違いが破局の引き金になることも珍しくありません。
実際に筆者への相談のなかに、飲食店店員やタクシー運転手などサービス業に従事している方々への対応の価値観の食い違いで、別れることになったというカップルもいました。
どう考えてもその店員や運転手のほうの態度が悪い場合に、きちんと指摘や注意をするか、それとも何も言わずに我慢するか。この二択はどちらかが正解でどちらかが不正解という問題ではなく、価値観が違うだけで“どちらも正解”というケース。
そのため、こういった価値観の違いがきっかけで修復不能なほどの不和に発展してしまい、好き同士でも別れることになるという事態は多々起こりうるのです。
ちなみに「どちらかが折れれば済むこと」と思う人もいるでしょうし、その考え方も否定はしません。が、それは「どちらかが自分の価値観を折り曲げて我慢すること」になるため、その方法を受け入れられないという人もいるのです。
◆3.見た目が好みすぎる女性
顔立ちが自分のタイプでスタイルも最高という“好みすぎる女性”と出会ったら、なにがなんでも付き合いたいと考える人は多いでしょう。
恋愛において見た目が好みであることを重視するのが悪いわけではないのですが、その理由の一点突破で交際してしまうと、不幸になってしまう可能性が高いのです。
あまのじゃくな彼女に振り回されてしまったり、ワガママな彼女の要望に応え続けて疲弊したり、金銭感覚の狂った彼女に貢いで破産寸前になったり……。
そのような悪女系とも言えるような女性には、きちんとダメな部分を指摘して改善していってもらうという解決策があるわけですが、見た目が好みすぎると嫌われたりウザがられたりすることを恐れて、注意できないというのが“あるある”。
いずれにしても見た目が好みすぎたあまりに、追い詰められてつらい思いをするというケースは少なくないのです。
実際に筆者の相談にあった実例を挙げますと、見た目が好みすぎる彼女が、①のように清廉潔白すぎたり、②のように価値観が違いすぎたりしたために、破滅的に苦しんだという男性もいらっしゃいました。
彼女の理想の男になろうとして、本当はズルい一面やルーズな一面があるのに無理して聖人のように振る舞っていたケースや、価値観のズレが多々あったのに彼女に気付かれないよう必死に合わせて苦しんだケースなどがあり、破滅に突き進んでいたのです。
◆不幸になりたくなければ…
付き合うと不幸になる女性と言われると、悪女や魔性や鬼嫁タイプを連想するかもしれません。けれど【性格が清廉潔白すぎる女性】、【価値観が違いすぎる女性】、【見た目が好みすぎる女性】も要注意であるということは、しっかりと覚えておいてください。<文/堺屋大地>
【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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