俳優の町田悠宇の初主演映画『MY MOTHER NEVER CRY』が7日から公開され、東京・新宿シネマートにて町田悠宇、金子ノブアキ、やべきょうすけらが登壇し舞台あいさつが行われた。初主演となる本作について、町田からのコメントを紹介する

【写真】約600人のオーディションを勝ち抜き、主演を務めた町田悠宇

町田は、直近での出演作は読売テレビ製作・日本テレビ系連続ドラマ『降り積もれ孤独な死よ』に「長谷川 翼」役で出演。2021年度のNHK大河ドラマ『青天を衝け』に水戸藩士「菊池平八郎」役で出演、2022年度の同じくNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に木曽義仲の側近「今井兼平」役で出演と、2年連続でNHK大河ドラマに出演を果たす。

また先日放送を終えた、2024年度前期 NHK連続テレビ小説虎に翼』にも特高警察「馬場」役で出演するほか、現在は冬ドラマ「フォレスト」にも出演中など、テレビドラマを中心に着実にキャリアを積んでいる。本作「MY MOTHER NEVER CRY」が映画初主演作品となる。関東のヤクザ組織に所属する主人公とその家族の物語。若い頃から暴力で成り上がってきた主人公だが、ヤクザへの不信感と家族への懺悔でヤクザの世界から足を洗う事を決意する。

■監督を筆頭に役者の皆さん、スタッフの方々全員が主人公として迎え入れて下さった

――映画初主演で1番大変だったことは何でしたか?

撮影に挑む前は主人公として、座長として、みたいな事を物凄く考えていました。いざ現場に入ったら監督を筆頭に役者の皆さん、スタッフの方々全員が主人公として迎え入れて下さったので、ただ集中して当時の自分に出来る事をやる、にマインドをセットしました。なので特別大変だったことは無かった気がしますが、あえて上げるとしたら毎日の宴による肝臓面には気合いを入れてました(笑)

――アウトローを演じる上で特に意識した部分、難しかった部分をどう乗り切りきりましたか?

アウトローの人物像を噛み砕くなかで、マイナス要素での見栄、損得勘定、ステイタス、お金。これをどこかで少し滲み出させることで暴力団に属しているという事実に対しての説得力に繋がると思い役作りは行いました。

――映画の完成を観た時に感じた想い、また他の役者さんに感じた事は何でしたか?

感動しました。一つの作品の最初から最後まで携わらせて頂くとはこういう事かと。YOUさん、やべさん、ダイスさん、ノブシゲさん。この先輩方と寿の状態の段階ごとに、順に対峙していくのですが、皆さん好きにやってみろと言わんばかりの佇まいで。粋というか器のデカさというか。カッコいい、その印象が大きいです。

――初主演映画「MY MOTHER NEVER CRY」この映画は町田さんにとってどんな作品になりましたか?

映画はその時の自分にしか出せない、言い方を変えればその時の自分だから出来るものだと先輩に言われた事があります。まだまだ未熟な僕に主人公を任せて下さった監督に感謝でしかないですし、今後役者をやっていく中で常に心の中でのベースとなる作品な気がします。

――映画を観てくれた全ての方にメッセージをお願いします

僕はMY MOTHER NEVER CRY の過程を全てまでは言えないですが、現場に入ってからは可能な限り見てきたつもりです。沢山の魂が詰まっている作品です。色々な受け取り方があると思います。それぞれの何か一つとなって頂ければ幸いです。

「MY MOTHER NEVER CRY」舞台あいさつより 主演の町田悠宇