
【再び大寒波襲来】2月末まで「かなりの低温・大雪」予想 3月に入ると突然の春到来か
きょう14日(金)は大陸から高気圧が張り出し、西から冬型の気圧配置が緩んできています。
強い風は次第に収まり、北日本や北陸の雪や雨も、
きょうの夕方以降は止む所が多くなる見込みです。
あす15日(土)は、南から高気圧に覆われ、暖かい空気が流れ込むでしょう。
あす15日(土)の予想最高気温は、仙台は8℃、東京14℃、静岡は15℃と
3月上旬~中旬並みの暖かさで春の陽気となりそうです。
ただ、16日(日)の雨を境に、再び強い寒気が流れ込み、
来週は、真冬の寒さが長く続く見込みです。
来週、17日(月)以降にやってくる寒波は、
前回(今月4日以降に)やってきた「今季最強寒波」ほど強くはありませんが、
かなり長く寒気が居座る予想で「今季最長寒波」となる可能性があります。
きのう、気象庁から発表された1か月予報では、
東日本と西日本、沖縄・奄美地方では、寒気の影響を受けやすく、
特に2月28日ごろまでは気温が平年より「かなり低く」なる見込みです。
また、併せて発表された「低温に関する早期天候情報」では、
2月19日(水)以降は、東日本~沖縄にかけて、この時期としては
「10年に一度のかなり低温」となる可能性があると予想しています。
来週以降は、低温による農作物の管理や、水道管の凍結に注意が必要です。
一転、3月になると平年を上回る気温となり、
特に北の地域ほど平年より気温が高くなる予想です。
先月末に発表された3か月予報では、
2月は平年並み、3月は高温傾向と予想されていましたが、
2月の気温が、予想よりも低く推移する見込みで、
今年の春の訪れは、いつもの年よりも急激な気温の変化を伴いそうです。
向こう1か月(2月15日~3月14日)の傾向
【降雪量】
特に、期間の前半(2月28日頃)にかけて
冬型の気圧配置が強まりやすく、降雪量が「かなり多く」なる可能性がある。
期間の後半(3月1日頃~)は、北日本を中心に低気圧の影響を受け、
北日本の日本海側で、降雪量は平年並みか多く、
東日本と西日本の日本海側で多くなる見込み。
【降水量】
北日本と東日本の日本海側で平年並みか多い。
【日照時間】
東日本の日本海側で平年並みか、少ない。
2月末にかけての「かなりの低温」に加えて、
日本海側の地域では「かなりの大雪」も予想されています。
日本海側では来週からの長く居座る寒波の影響で、
「警報級の大雪」が長期化する恐れがあります。
大雪と寒さへの備えは今週末のうちにしておくと良さそうです。
最後に週間天気です。
来週の寒さの底は、寒気のピークとなる19日(水)~21日(金)頃となりそうです。
西日本や東日本は、昼間でも一桁の寒さで、
名古屋や大阪、福岡では最高気温が7℃と真冬並みです。
この気温に、強い風も加わって、来週後半は全国的に極寒となりそうです。
今月2度目の大寒波襲来、体調を崩さないよう暖かくしてお過ごしください。

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