【寒波襲来の証】東シナ海に渦状の雲「カルマン渦」が出現!

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きょう18日(火)から、今月2回目となる「強烈寒波」が襲来しています。

この寒波襲来初日のきょう、東シナ海に「カルマン渦」が出現しました。

きょう18日(火)午前10時の気象衛星ひまわりトゥルーカラー再現画像を見ると、
東シナ海に規則正しく並んだ渦状の雲が確認できます。

これが「カルマン渦」です。

カルマン渦とは、流れの中で物体に対して
垂直に配置された障害物の後方に形成される渦の列です。

この渦の列は、雲でも見られることがあり、
地形や気象の要因が重なると二列の渦状の雲が
規則正しく並ぶ様子が見られます。

雲渦の長さは約500〜1000kmにもなり、
気象衛星からでも確認することができます。

カルマン渦は、
・冬型の気圧配置で北西風が強い時
・高い山(標高1000m以上)の風下
で発生することが多いです。


韓国の済州(チェジュ)島などの風下で見られることが多く、
日本付近では鹿児島県屋久島北海道利尻島の風下でも
見らえることがあります。


次の三連休にかけて強い寒気が居座り、
今回は「長期滞在型の寒波」となります。

来週にかけて寒波のピークが幾度とあるため、
寒気が強まるタイミングで再び「カルマン渦」が見られるかもしれません。

【寒波襲来の証】東シナ海に渦状の雲「カルマン渦」が出現!