
1月31日から広島県内で先行公開されていたドキュメンタリー映画「104歳、哲代さんのひとり暮らし」が、公開から17日目となる2月16日に観客動員1万人を突破した。
【画像】「104歳、哲代さんのひとり暮らし」フォトギャラリー
また、2月17日に興行通信社から発表されたミニシアターランキング(公開30館以下スタートの作品が対象)でも、全国10館以上の公開規模の作品が並ぶなか、広島県内5館にも関わらず公開3週目にして第3位という好成績を記録している。
公開3週目となった週末の3日間も、メイン館の八丁座では初週に続き1日2回上映の全6回が満席に。また、T・ジョイ東広島では座席稼働率が80%を超え、シネマ尾道では既に4月11日までのロングランが決定した。
本作は、広島県尾道市で100歳を超えてひとり暮らしを続けている石井哲代さんの101歳から104歳までの日々を見つめたドキュメンタリー映画。なお、哲代さんの人生の酸いも甘いも上手に味わう前向きな姿勢とユーモアあふれる言葉を紹介した書籍「102歳、一人暮らし。哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方」「103歳、名言だらけ。なーんちゃって」(共に文藝春秋刊)も累計21万部(24年10月時点)を超えるベストセラーとなっている。
「104歳、哲代さんのひとり暮らし」は、4月18日からシネスイッチ銀座ほかにて全国順次公開。
【山本和宏監督メッセージ】
「哲代さんが笑うとみんなが笑う」これが映画の背骨でした。劇場で笑い声が響きあい、笑顔の伝播が広がり、お客様は映画鑑賞前よりも生き生きとされて劇場を後にします。映画館で多くの方が共に笑い、涙する姿を目にし、改めて映画化する意味があったと感じています。
哲代さんの笑顔や声には100年以上生きてきた力があります。目が見えない方も映画館にいらしてくださり、お話を聞いてみると「哲代さんの声にすごく力をもらう」と。コロナ禍があり、劇場内で声を出して笑うことを少し忘れていた私たち。哲代さんと共に、ぜひ劇場でたくさん笑ってほしいです。
【作品概要】
広島県尾道市。自然豊かな山あいの町で100歳を超えてひとり暮らしを続けている石井哲代さん。小学校の教員として働き、退職後は民生委員として地域のために尽くしてきました。83歳で夫を見送ってからは、姪や近所の人たちと助けあい、笑いあいながら過ごしています。いりこの味噌汁を作り、家の周りの草をとり、お茶を囲んでご近所さんと語り合う。時には体調を崩して病院にお世話になることもありますが、年齢を重ねてできないことが増えても、哲代さんは自分を上手に励まし、自由な心で暮らしをしなやかに変えていきます。なんでも美味しく、誰とでも楽しく、いつだってご機嫌に。そんな哲代さんの101歳から104歳までの日々をみつめたドキュメンタリー。
【上映館一覧】
■1月31日より公開中
広島:八丁座、シネマ尾道、福山駅前シネマモード、T・ジョイ東広島、呉ポポロシアター
■4月18日より
東京:シネスイッチ銀座
京都:京都シネマ
鹿児島:ガーデンズシネマ
■4月19日より
大阪:第七藝術劇場
兵庫:元町映画館
長野:東座
■5月2日より
兵庫:豊岡劇場
■5月10日より
神奈川:横浜シネマリン、川崎市アートセンター
■5月16日より
神奈川:あつぎのえいがかんkiki
長野:相生座・ロキシー
鳥取:MOVIX日吉津
■近日公開
北海道:シネマ・トーラス、シアターキノ
群馬:シネマテークたかさき、前橋シネマハウス
愛知:ナゴヤキネマ・ノイ
静岡:シネマイーラ、静岡シネ・ギャラリー
石川:シネモンド
富山:ほとり座
島根:Shimane cinema ONOZAWA
熊本:Denkikan
宮崎:宮崎キネマ館
佐賀:シアター・シエマ
福岡:KBCシネマ

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