
「SNSを賑わす必殺商品」クルマの水アカが劇的に落ちる!? “話題のウルトラハードクリーナー”の実力は?自腹で検証レポートの画像一覧
屋根付き駐車場以外のところにクルマを停めている人は必ず抱えているだろう、洗車しても落ちない水アカ・ウロコ汚れ問題。例に漏れず、筆者も悩まされています。この水アカ・ウロコ汚れはウォータースポットとも呼ばれていますが、雨や夜露がクルマに降り、それが自然乾燥することで白いウロコのような模様がボディに残ってしまうことが原因のひとつ。プロにボディクリーニングをお任せすれば水アカなんて簡単に落としてもらえそうですが、費用は数万円単位となります。
なのでDIYでお安くできないかと、「水アカ・ウロコ汚れ落とし」をネット検索。すると、タイアップ案件と思われる商品アゲアゲな記事がたくさん出てきます。悩みは深く、根深いのだから本当のことが知りたいのよ。ということで、SNSで話題のウォータースポットクリーナーをタイアップではなく自腹で購入し、DIYで水アカ・ウロコ汚れ落としにチャレンジしてみたいと思います。
まずは洗車でキレイな下地作り
そのためにまずはしっかりと洗車してから検証をはじめたいと思います。
中性洗剤でアワアワ洗いをしつつ、粘土タイプのクリーナーで鉄粉も除去します。
普段からキレイにしているのですが、拭き取っていると次第いウロコが浮かび上がってきます。
さすがに屋根もない露天駐車で9年間も乗り続けているので、水アカはびっしりありましたね。
ウルトラハードクリーナーを検証
ウロコが落ちてキレイになれば、この企画は今回で終了。ウロコが落ちなければ、落ちる商品と出会うまで不定期で検証を続けてみたいと思っています。その第1弾がSNSで圧倒的にアップされているリンレイ ウルトラハードクリーナー。ちなみにネット通販での購入価格は1,080円(税込)でした。
リトマス試験紙で計測してみるとph値は12の強アルカリ性でした。
吹き付け1回目
大手メーカーが手がける商品で、ホームセンターなどどこでも手に入りやすいのが特徴。手に入りやすいからSNSにアップされることが多いのか、それとも大手メーカーだからインフルエンサーにサンプルを大量に撒いているタイアップ案件なのか。
実際のところはわかりませんが、とにかく落ちると絶大なる評価を受けている商品です。ウルトラハードクリーナーを吹きかけて、柔らかなスポンジ布でボディに塗り込んでみます。強アルカリ性なのでしっかり手袋を着用。
いきなり水アカが取れすぎて、ボディ塗装を痛めたら怖いので、すぐにウルトラハードクリーナーを水で洗い流します。
そして仕上がりに期待しつつ、ガッツリ拭き上げてみると、徐々に浮かび上がってくるものが……。
大いなる期待に反して、ウロコが消えた気配はまったくありません。
吹き付け2回目
なので、2度目のチャレンジ。劇的に落ちないと分かったので、さっきより多めにウルトラハードクリーナーを吹きつけます。
2度目はウルトラハードクリーナーの塗り込みもしっかり時間を置いて念入りにしました。塗り込めば塗り込むほど、何となくヌルッとした感触があり、「もしかしてウロコが溶けてるのかも!」という手応えを感じます。
2発目の塗り込みに時間をかけたぶん、しっかり洗い流します。
先ほどの手応えに期待感が高まり、ちょっといい気分でボディを吹き上げていると、乾くほどに塗装面には輝きが増したように見えてきました!
筆者入魂の今企画、その第一回目で結果を出して検証終了かと予感が確信に変わったそのときです。まじまじと観察してみたのですが、ウロコが薄くなっているような気がする。あくまでも「気がする」レベル。
検証結果
これではとても、劇的に落ちているとは言えない状態だということがはっきりと見てとれます。今回のリンレイ ウルトラハードクリーナーはSNS上でも「落ちた!」「全然変わらない!」という声高の二派に分かれている商品。
筆者の検証では、「ウロコは薄くなっているような気がするけど、完全には落とせない」という結果になりました。ですので、ウロコが落ちる商品と出会うまで、不定期ながら検証を続けてみたいと思います。
水アカに悩んでいるクルマオーナーは、乞うご期待!

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