
大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。2月は師走並みに忙しかったのですが、31日あるはずの1か月が28日までしかなかったらそりゃてんてこ舞いですよね。そして今月半ばまでに確定申告ですね。まだ何もやっていなくて絶望しています。
その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。
◆ネイルやメイクもしょせんは自己満足
先日、美容外科「高須クリニック」の高須幹弥先生がYouTubeに「女にとってどうでもいいことなのに男が必死に頑張ってること10選」というテーマの動画を投稿していらっしゃり、とても楽しく視聴させていただきました。
動画では、“女にとってどうでもいいことなのに男が必死に頑張ってること”の例のひとつとして「ヒゲ」があげられていました。確かに、ヒゲが好きな女って見たことないかも?とは思いましたが、我々のネイルやメイクと同様に、男性のヒゲだってしょせんは自己満足です。お互い自由にやりましょう。
夜のお仕事をしていると、男性から様々な相談事、武勇伝を聞くのですが「え!そんなことで悩んでいるの?なぜ?」「え!そんなことを自慢しちゃうの?なぜ?」と戸惑うことは多々あります。
そこで今回は「女にとってどうでもいいことなのに男性が気にしがちなこと5選」を解説してみたいと思います。
◆その①身長
身長が低いのをコンプレックスに思っている男性がいらっしゃいますが、女性にとって身長ってそこまで重要ではありません。もし、あなたが好きな女の子にフラれるとしたら、身長だけが原因じゃないと思うので安心してください。
「身長170センチ以下の男性には人権がない」と言う女性がいないことはないですが、そういうことを言っている女性って、だいたい自身も極端な低身長じゃないですか。実際の当人の思いはどうであれ、はたから見ると「ゆがんだ劣等感の表れ」にしか見えません。
身長なんて努力で伸ばせるもんでもないし、本人の力でどうすることもできないことを悪く言うのって悪趣味ですよ。
◆その②筋肉
「すっごい鍛えてるんだよね」と、太ももみたいな二の腕を見せてくれる男性がいらっしゃいますが、筋肉が好きなのって、一部の女性をのぞいて、ほとんど男性だけじゃないですか。
筋トレもしょせんは自己満足で、自分のためにやるものなんだとつくづく思います。スポーツジムの鏡の前で自分にウットリしているのってだいたいおじさんです。
ただ、ベンチプレスを趣味にしていらっしゃるお客様が、時々半裸の写真を送ってくれるのは「きゃー!カッコいいい!」とはならないけれど、すごく笑えるので大好きです。
◆その③アレの大きさ
イチモツが小さい自虐、イチモツがデカい自慢が女にとってはこの世で1番どうでもいいことかもしれません。
先日、X(旧Twitter)で、「アレが小さいイケメンとアレが大きいブサイクなら、後者の方がモテる」といった旨の投稿があり、賛否がかなり分かれていましたが、どう考えてもイケメンが圧勝する気しかしなくて椅子から落ちそうになりました。
繰り返しになりますが、イチモツが小さいだの、デカいだのが女にとってはこの世で1番どうでもいいことです。大きなイチモツが好きなのって、一部の女性をのぞいて、ほとんど男性だけなんじゃないでしょうか。
◆その④経験人数
男同士で盛り上がるならまだいいとして、女性に対して経験人数の自慢をするのは逆効果です。「だから何?」「病気持ってそう」「いちいち数えてるんだ……キモイ」としか思われないです。
キモイだけでなく、経験人数が多い=1人の女性と長期的に良好な関係を築けないヤバい男、として認定されてしまいかねません。
あと、これは全女性が共感してくれそうなのですが、経験人数を自慢している男性って超のつく下手くそばっかりですよね。彼らにとっては、まさに“質より量”なんだと思います。
しかし多くの女性は、極端な大食いにしか支持されないデカ盛りが売りの食堂になんて見向きもしません。
◆その⑤乗っている車とか、住んでいる家とか、交友関係とか
もはや5選じゃなくなりますが、乗っている車とか、住んでいる家とか、交友関係とか、そういったものは男性にとっては、同性同士なら相手を威嚇するための装備なのだろうし、それなりに重要なのだと思います。それに、一生懸命働いて稼いだお金で得たものですから、その過程は素晴らしいですし、評価されてしかるべきだとは思います。
また、お金を稼ぐ能力がある男性は、動物に例えるならきっと狩りがうまいオスでもあるので、女性にモテるのは当然と言えば当然。
ただ、これは女あるあるというよりはホステスあるあるになってしまうのかもしれませんが、我々にとっては男性の乗っている車とか、住んでいる家とか、交友関係とかよりも「今日いくら使えるのか」が重要で、最大の関心ごとです。本当にイヤな生き物だと自分でもつくづく思いますが、こちらもこちらで狩りに熱心なだけなので許して欲しいです。
◆ちゃんと絶望しろ
今回は「女にとってどうでもいいことなのに男性が気にしがちなこと5選」を解説しました。ルックスに関するこだわりってほとんどが自己満足です。それに、本人の力でどうすることもできないことを悪く言うのは悪趣味でしかないのでよしましょう。
と、言っておきながらひとつ残酷なことを告白すると、1番のネックって「年齢差」じゃないでしょうか。
年齢差?そんなの関係ないよ!と、おっしゃるそこのおじさん。20代が50代にお世辞でそれを言うならまだいいとして、50代が20代に対して言うことじゃありません。お気を確かに。
「男の価値は年齢を重ねるごとに増す」なんてことはどうせおじさんたちが言い出したことなのだろうけれど、これは男は50代になった途端に魅力が倍増し革ジャンの似合うちょい悪になってモテまくるとかいう話ではもちろんなく、年齢を重ねるごとに増すのは主に収入であり、収入こそがおっさんの価値であるので、いくつになっても給料据え置き、外階段ボロアパート住まい、ゆでたパスタに塩ふって食ってるあなたはちゃんと絶望しましょう。
<文/みずえちゃん>
【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

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