お笑い芸人にはネタ見せと呼ばれる行事があります。これはだいたい月に1度行われます。これはお笑い芸人にとっては、辛い通過儀礼というべき場所です。

新作が必要

お笑い芸人のネタ見せとは、新作のネタを作り、皆の前で披露する行事です。見せる相手は、先輩芸人であったり、事務所のスタッフであったり、テレビのディレクターや放送作家といった面々です。ネタを見せて「面白い」と言われることはまずありません。ネタ見せが終わったあとは、たいてい「駄目だし」が行われます。時には、立ち直れないような言葉を浴びせかけられることもあるようです。

仲間もいない

さらにお笑いのネタ見せの会場には、だいたい、同じような若手芸人が数組集められています。いわば、彼ら彼女らの若手芸人をも観客としていることになります。しかし、その場で笑いが起こることはまずありません。お笑い芸人のストイックな思考を極めていくと「その場にいる芸人は皆ライバルなのだから、ライバルのネタで笑うわけにはいかない」といった空気が広がっているためです。

修羅場に強い

お笑い芸人のひとたちは言うまでもなく人を笑わせることが仕事です。しかし、ネタ見せの場所では、どんよりとした空気が広がっているのです。そうした場数をこなしているからこそ、お笑い芸人の人たちは修羅場に強く、場の切り返しの能力に長けているのだと言えるかもしれません。

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