
LUNA SEAの河村隆一(54歳)が3月19日、アストラゼネカの肺がん検診啓発イベント「あの人も受けている肺がん検診 40歳〜69歳の2人に1人が受けています。」に登壇。自身の肺腺がん経験を語った。
そして「仕事などありましたけれども、約半年後ぐらいかな、2019年の頭に手術を受けまして。本当に早期発見で良かったな、と。自分はタバコを吸いませんので、喫煙者でない自分がなぜ肺がんになるのかということも不思議でしたし、あと、やっぱり間違いであって欲しいなとか、自分ずっと健康なつもりで自覚症状も何もないわけですから、きっと…そうですね、これは検査をして、経過観察してる手術までの間に『あぁ、取らなくていいですね』ってなるかな? ぐらいにちょっと思ってるところもあったんですよね」と当時の心境を振り返った。
また、“タバコを吸わない”という点について、「そうなんです。僕は歌うのでのどをすごく酷使してますので、タバコを吸ってる先輩方に『お前は吸うな』って言われてましたし、うちの祖父母がやっぱり喫煙者で、ちょっと肺がんになったっていうこともあって、僕は吸うのやめようということだったんですけれども。いろいろ先生にお聞きしていると、喫煙者がなるがんと、今回のこの腺がんというものはですね、だいぶ違うんだということをお聞きしました。そういうことも自分の中では本当に知らないことばかりだったので、病気になって初めて学んだことだし、しっかりとした、そういう知識を持っていることもやっぱり大事なんだなと。喫煙してなくてもがんにはなるんだということを学びましたね」と語る。
がんの告知を受けたとき、ボーカリストとして、仕事への影響を考えたり、不安はあったかとの問いに、河村は「ありました。呼吸器外科の先生にですね、『きょう受診だ』っていう日に、もういっぱい自分の中で聞きたいことあるんですけど、やっぱり整理しないとご迷惑というか、ちゃんとした答えをいただけないと思ったので、僕の本当に一番聞かなきゃいけないことは何なんだということで、この後手術をして、肺をある程度切り取った後ですね、歌い手としての自分の肺を切り取った後に、肺活量とか、それからその能力っていうんですかね、そういうものに支障があるかどうかこの辺も聞きました」と話し、「あとは再発率の話だとかいろいろ聞いたんですけども、本当にすごくなんて言ったらいいのかな、説明を受けながら勇気をもらっていくような、『大丈夫だから』『これはOKだから』『これはこうだから』っていうこと、本当に明確に話していただいたことで、自分がもう本当に手術の前に、なんか安心をいただいてたなと今思いますね」と語った。
ちなみに、当時、自覚症状はまったくなかったそうで、「やっぱり検査を毎年やってまして、腺がんになってからは3か月に1回ぐらい受診をして、いろいろなレントゲンですとか撮っていたんですけども、やっぱりしっかりと定期的に見ないとわからないんだなっていう。走っても息が上がるわけでもなく、呼吸が苦しいわけでもなく、なんとなく元気だと思ってた自分、本当びっくりしましたね」と語った。

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