
「災害時に役立つ23もの機能」いつ来るかわからないから…“ビクトリノックスの日本限定防災用マルチツール”で万全の備えを!/No.1モノ雑誌編集長のお墨付き『コレ買いです』Vol.100の画像一覧
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回の「コレ買いです」は、もしものときに心強い存在になってくれるビクトリノックスの防災用マルチツール「エマージェンシーツール」のスゴさをお伝えします!
ビクトリノックスのマルチツールは不朽の名作だ!
MonoMax誌面だけでは収まらない情報をお届けすべくスタートした『コレ買いです』連載も、ついに100回を迎えることができました。モノ好きとしての趣味と実益を多分に兼ねた内容で恐縮ですが、今後も有益な情報をお届けしていきます!
そんな節目のタイミングということもあり、今回ご紹介するのは多くの人にその必要性をお伝えしたい防災用グッズ。ビクトリノックスの「エマージェンシーツール ハントマンライト」です。
ビクトリノックス
エマージェンシーツール ハントマンライト
¥13,200(税込)
高さ25.5×長さ91×幅26.5mm
ご存知の人も多いと思いますが、ビクトリノックスは1884年に創業したスイスブランド。ちっちゃなボディの中にたくさんの機能を宿したマルチツールは1987年に開発されました。このツールに憧れを抱かずに大人になった男の子は、いないんじゃないでしょうか。優れた機能と確かな品質によって世界中で知られる存在に。現在ではトラベル&ビジネスギアやバックパック、時計なども取り扱うまでになりましたが、マルチツールはいまだブランドのアイデンティティとして中心に据えられています。
かくいう私もこれまでにいくつか購入し、キャンプや釣りのときに使っていました。すごい数の機能を備えているから、荷物が少なく済むのがいいんですよね。それでいて「モノを切る」「栓を抜く」といったことがちゃんとできるんです。
ちなみに旗艦店である「ビクトリノックス 銀座店」は本日3月20日にリニューアルオープン。やっぱりマルチツールが入口近くに鎮座していて、大切なプロダクトであることが伝わってきました。
災害時に役立つ23もの機能を備えた!
肝心の「エマージェンシーツール ハントマンライト」ですが、今年2025年2月21日に発売された新作です。しかも災害時に身を守ることに役立つ機能を備えた日本限定の防災用マルチツールとして開発されています。
大規模な地震や台風、集中豪雨……ここ数年に絞ってみても、一体いくつの大型災害があったでしょうか。まったくうれしくない呼称ですが、日本は「災害大国」であり、いついかなるときにトラブルに巻き込まれるかわかりません。自然災害に対する備えは、日頃から用意しておく必要があります。
そんな日本の事情を加味して特別に作られたのが、この「エマージェンシーツール ハントマンライト」というわけです。ビクトリノックス製ですから、万全の信頼を寄せることができそうです。
では、具体的なツールをみていきましょう。
特徴のひとつは、LEDライトを内蔵していること。先端部近くに小さなスイッチがあり、 ワンタッチで前方に光を投射させることができます。自然災害では停電が発生することが多いもの。大型懐中電灯並みとはでは行きませんが、足元を照らすのに十分な光量があり、これがあるおかげで暗い場所での作業や移動に役立ちそうです。
他のマルチツールとの大きな違いとして、ボディのハンドルに蓄光素材が使われていることも挙げられます。イエローの蓄光素材を使用していて、暗闇でも見つけやすい作り。万一のとき、この蓄光のお陰ですぐに見つけられた……なんて状況を想像してしまいます。
キーリングでホイッスルも付属。倒壊した家屋に閉じ込められたような場合、ホイッスルを使って周りに助けを求めたり、自分の存在を知らせたりが推奨されています。使ってみるとけっこう甲高い音がして、遠くまで音を響かせることができます。
さらには、火口とファイヤーロッドがセットになったファイヤーアントを搭載。電気やガスがない状況でも、これを使えば火を起こすことが可能とのこと。これを活用するのはかなりの極限状態にあると想像してしまいますが、「万一に備える」という防災グッズの本懐からすれば、本当にありがたい機能といえるでしょう。使う日がこないことを祈りつつ、もしものときの安心感を高めてくれます。
この他に搭載されているのは、次の通り。全部で23もの機能を備えています。すごいですよね。
- 加圧ボールペン:メモを取るために使えます。特に、重要な情報や連絡先の記録、安否の確認のやり取りをするのに便利です。
- ラージブレード(大刃): 食材の調理や木材の切断など、多用途に使用できます。
- スモールブレード(小刃): 細かい作業や精密な切断に適しています。
- コルク栓抜き: ボトルを開けるために使用できます。
- カン切り:非常食の缶詰を開けるために使えます。特に海外からの支援物資の中にはプルタブがない缶詰が多いため、非常に役立ちます。
- 栓抜き:長期保存水用のボトルオープナーとして使用できます。
- ワイヤーストリッパー:電気配線や通信ケーブルが損傷した際に被覆を剥いて修理する時に役立ちます。
- リーマー(穴あけ)、千枚通し:穴をあけたり広げたりするのに役立ちます。例えば、ペットボトルに穴をあけることによって、シャワーや簡易ジャグを作ることができます。
- はさみ:布や紙を切るために使用できます。応急処置や日常の作業に便利です。実際に避難所で配られる包帯などの衛生用品を切ったり、簡易オムツを作ったりと被災時のさまざまなシーンで活躍します。両利き用で鋭い切れ味が特徴です。
- のこぎり:小枝や木材を切るために使用できます。シェルターの建設や焚き火の準備にも役立ちます。
- マイナスドライバー(2.5mm ,3mm ,6mm):ネジを回すために使用できます。修理や組み立てに便利です。
- プラスドライバー(フィリップス型1/2): 同じくネジを回すために使用します。
- マルチフック:物を引っ掛けて持ち運ぶのに使えます。またワイヤーをツイストして木材や廃材を束ねる際にも便利です。
- キーリング:鍵をまとめて管理するために使用できます。
- ピン:小さな物を固定したり、避難所の掲示板にメモを掲示する時に役立ちます。
- ピンセット: 小さな物をつまむために使えます。特に、トゲを抜く時や、精密な作業に便利です。
- つまようじ:缶詰の食材をお箸の代わりに食べる際に便利です。また歯の清掃や細かい作業にも使えます。
9つの機能に厳選した別の防災用マルチツールも!
同じシリーズとして、 搭載されている機能をギュッと凝縮した「エマージェンシーツール シグネチャーライト」も同時に発売されています。
高さも長さも、「エマージェンシーツール ハントマンライト」の半分くらい。お値段のほうも同じく半額くらいなので、手を出しやすくなっています。
それでも機能は確か。以下の9機能を備えています。
災害用としてキーとなる「蓄光ハンドル」「LEDライト」「ホイッスル」はしっかり含まれていますから、万一のときもしっかり活躍してくれます。家族全員分に用意しておきたい、といったときにもよさそうです。
【総評】日常でも使用する「フェーズフリー」なアイテムとしても優秀だ!
防災グッズは、自分や、家族の命と直結することになるかもしれない大切なもの。それならば、役立つ機能を備えていることに加え、信頼できるメーカーであることも重要です。あのビクトリノックスが日本限定として開発した防災用マルチツールなのですから、これ以上頼りになる存在はないのではないでしょうか。
もちろん「防災袋に収納しておくだけではもったいない」という意見にも賛成です。災害用として特別視するのでなく、日常の道具として普段から活用する「フェーズフリー」という考えからしても、今作は格好のアイテムといえるでしょう。
備えを万全にして、これからの時代をサバイブしていきましょう!
問い合わせ:ビクトリノックス 銀座店
TEL:03-5537-5832
公式webサイトはコチラ
文/奥家慎二 構成/横山博之 撮影/村本祥一(BYTHEWAY) スタイリング/小林知典

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