家族に新たな命が誕生した。男の子の赤ちゃんだ。すると飼い犬のハスキーに変化が現れた。赤ちゃんが近くにいると、何度も遠吠えを繰り返すのだ。

 どうやらハスキーは、人間の男の子の赤ちゃんを弟分と認定したようで、ハスキー秘伝の遠吠えを伝授しようとしているようだ。

 ハスキーの遠吠えを聞きながら育った男の子は、上手に遠吠えマスターしたようだ。1匹と1人のやさしい家族愛を覗いてみよう。

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遠吠えの教育は早期から。ハスキー兄貴が赤ちゃんに伝授

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 アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスで暮らす夫婦はテオという名のオスのシベリアンハスキーを飼っている。

 その後奥さんが妊娠し、お腹の中には新たな命が育まれていた。

 するとテオの行動に変化が起きた。家のあらゆる場所で遠吠えを繰り返しはじめたのだ。

 まるでお腹の中の赤ちゃんに聞かせているかのようだったという。

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 そしてついに元気な男の子が誕生。家に連れ帰ったその瞬間から、テオは兄としての自覚が芽生えたようだ。

 赤ちゃんのそばに寄り添い、常に見守り続けている。赤ちゃんはテオにとって愛すべき弟分的存在となったのだ。

 すると今度は、テオは赤ちゃんの前で遠吠えをするようになった。

 ハスキーにとって遠吠えは仲間とコミュニケーションをとる時や危険を伝える合図にも使う、大切な鳴き方だ。

 テオは弟分である赤ちゃんにこの鳴き方を教えることで、より一層の絆を深めるるとともに、自らの身を守れるようになって欲しかったのかもしれない。

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赤ちゃん、「遠吠え」を覚える 

 テオの遠吠え子守唄代わりに育った男の子は、ついにテオの念願が叶って「遠吠え」をマスターしたようだ。

 成長して言葉が発せるようになると、遠吠えをするようになったのだ。

 テオが遠吠えをすると、遠吠えで返す男の子。男の子が遠吠えをして、テオが遠吠えで返すことも。両者の間にしかわからないコミュニケーションをとっているかのよう。

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 テオと一緒に遠吠えをすることもあり、まるでハスキーが2匹いる気分になることもあるという夫婦。

 いつでもテオがそばにいて、守ってくれる。遠吠えをつかってコミュニケーションもとれる。なんともうらやましい1匹と1人だけの世界がそこにある。

Instagramのアカウント「thathuskytheo[https://www.instagram.com/thathuskytheo#]」では、男の子とテオの仲の良い様子も公開されているよ。

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