ここ数年、宮城県で不思議なことが起きている。肝いり、言い出しっぺはだいたい知事だ。 水道民営化に関しては、多くの人がご存じの通り。県議会議長に直接問いただしたが、公の水道設備の老朽化が云々、今まで通り「宮城県の美味しい安全な水」が出ることは間違いないからなにも心配することはない、と。民営化した世界の各国の状況を見ると、水道代がべらぼうに上がって、おちおち水が飲めなくなっている。全世界で、飲食店に入って、お冷が無料で出てくるのは日本だけらしいが…それすらあと数年で、宮城県から消えていくのだろう。

 その次に、県北の廃校になった小学校に、日本語学校が開校した。介護業界などの人手不足を、外国人に担ってもらうべく、そのために日本語を学んでもらう。近隣の行政も、市営住宅などの便利を図って、定住化を進める。 介護業界は、4月になると本当に「ちりも積もれば山となる」じゃないけれども、微妙に利用料が値上がりする。しかし、それが従業員の給料に還元されたと聞いたことはない。最低賃金は守られているが、夜勤を労基法に反しないくらいしてやっと会社員並みの金額になる。「汚くて、きつい仕事だからだろう」と介護離職の原因は言われる。が施設の経営が実のところ大きい。日本語がつながる日本人でさえ、辞めるのに、日本語学校で習っただけの外国人は勤めきれるだろうか。 日本語学校創設にはなにか別の意味があるのではないだろうか。 …外国人が好む動物の肉を作るジビエ工場も近くにできた。やはり廃校になった小学校だ。

 とどめ、いまのところとどめが、「土葬を許可しないか」という提案。外国人が信仰している宗教で、火葬を禁じるものがある。日本にもかつて土葬文化があったが、昭和35年あたりから火葬にうつった(宮城県は今のところ火葬場は、公営。東京などは、中国系の民営の火葬場とのこと)。それを、今更、知事が「土葬にしたらどうだろう」の発想の根拠はなんなのだろう。 日本語を覚えた、土葬信仰の外国人を宮城県に集める。県北は、過疎もいいとこ、高齢者地域で、多くの税収は望めない。いや税金なんて小さい目的ではない。

 時に知事の目に狂気を見る瞬間(個人的発想であり、非難中傷ではない)がある。もう一期やるのだろうか。

 土地が外国人にどんどん買われていく北海道や沖縄、そして、うちから責めている宮城県。 日本は危ない国になっている。

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