
代表では相変わらずの存在感を見せつけた遠藤。クラブでも出場機会を得たいところだが…(C)Getty Images
リバプールの遠藤航の獲得に、ブンデスリーガのフランクフルトが関心を示しているようだ。シーズンも終盤を迎える中、遠藤は昨季よりスタメン出場が激減していることもありオファーが出された場合、受諾する可能性もあると、クラブ専門メディア『LIVERPOOL ECHO』が見通している。
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3月25日、同メディアは遠藤の特集記事の中でドイツ国内の報道を引用し、現地紙『Bild』が、「今夏の移籍市場に向けフランクフルトが獲得を検討している」と伝えているとして、さらには、「ブンデスリーガのクラブは、チームに経験とリーダーシップをもたらせる存在を必要としており、シュトゥットガルト時代のエンドウがその資質を十分に備えていると評価している。フランクフルトは現在、チームの中盤におけるリーダー不在を課題と感じているようだ」などと、クラブ内の事情にも言及。
加えて、フランクフルトの国際舞台での結果も大きく関わっていると論じており、「移籍が実現するかどうかは、彼らが来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得できるかにかかっているという」と説明。続けて、「現在フランクフルトはブンデスリーガで4位に位置しており、ヨーロッパリーグで優勝することでチャンピオンズリーグ出場権を得る道も残されている。そのため、エンドウのフランクフルト移籍は『可能性として排除できない』との見方だ」などと綴っている。
『LIVERPOOL ECHO』は加入2年目の日本人MFがアルネ・スロット体制の中で置かれている境遇について、「今季プレミアリーグで一度も先発出場していない。カラバオカップやFAカップではより多くの出場機会を得ているものの、全体的に限られた時間しかプレーできておらず、シーズン通算での出場時間はわずか742分にとどまっている」と振り返っており、その上で、今後の動きを以下の様に見通している。
「1月の移籍市場ではエンドウの退団の可能性も取り沙汰されたが、彼は最終的にアンフィールドに残留し、ポジション争いに挑むことを決意した。しかし、シーズン後半に入っても出場機会が増えることはなく、エンドウ自身も今夏に方針を転換する可能性がある」
遠藤は昨季までチームを率いたユルゲン・クロップ前監督に高く評価されてシーズン通算で44試合・2848分間に出場し、タイトル獲得にも貢献していただけに、今季中は移籍という選択肢が常に話題となっている。シーズン終了となる2か月後、果たしてどのような決断を下すことになるのだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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