急な体調不良などで仕事やアルバイトを休まなくてはいけなくなったとき、「代わりに勤務できる人を探すのは上司の役目」というのはSNS上などでもよく聞く意見です。しかし意外なことに、「そうとも限らないのではないか」「本人にもある程度責任を負わせるべき」という声も少なくないようです。

「簡単に休む人が多すぎるから、ある意味ズル休み防止のために…」

「代わりを探すのは上司」派からよく挙げられるのが、「誰かが休んでも仕事が回る体制をつくっておくのが上司の仕事」「欠席があったときにうまく回すのは上司の責任」「仕事ができない状況だから休むのに、休む対処を本人にやらせるのはどうかと思う」というものです。

 さらに、「『休むなら代わりを見つけてから』みたいな風潮が強くなると、そもそもその企業で働き続けようと思えない」「『体調不良でも休むな』って言われてるのと同じだと思う」などの声も。実際に「休むなら代わりを見つけてから」というセリフを言われた経験を持つ人も多いようでした。

 同じことは「退職」に関しても起きており、「もう次の会社が決まってるのに、代わりの人が見つかるまで待ってくれと言われた」「辞めたいという意思は伝えてるのに、次の人を採用するまで待つように言われて困ってる」など、スムーズに退職できない体制に不満を感じる声も上がっていました。

 一方で、「代わりを探すのは上司」という風潮を疑問に思う人も多く、「もちろん休んでもOKな体制をつくるべきだけど、接客業で毎日バックアップ体制を組むなんて現実的に無理」「簡単に休む人が多すぎるから、ある意味ズル休み防止のためにやってるんだと思う」「顧客との打ち合わせがあるのに、体調不良で休んで『あとはよろしく』はひどい」といった声が。

 休む側のマナーや責任感を問う声もあり、「確かに上司の仕事ではあるかもしれないけど、シフトに穴を開けるんなら責任を感じて代わりを見つけようとするでしょ」などの意見も上がっています。

 急な休みは誰にでも起こり得ること。休む側も受け入れる側も、お互いに気持ちよく対応できるように、普段から思いやりと責任感を持って仕事に取り組めるとよいですね。

 休んだときに代わりとなる人を探すべきなのは、上司か、それとも休んだ本人か……あなたはどう思いますか?

オトナンサー編集部

欠勤したとき「代わり」を探すのは誰…?