
【MLB】レンジャーズ 0-3 ドジャース(4月18日・日本時間19日/アーリントン)
ドジャースの山本由伸投手が「凶悪なカーブ」で三振に切って取った。大きく縦に割れるカーブについて“ピッチングニンジャ”が大絶賛。この魔球はSNS上で話題となっている。
今シーズン5試合目の先発マウンドとなった山本は、序盤からエンジン全開だった。援護点をもらった直後の1回裏、先頭のセミエンを伝家の宝刀スプリットで空振り三振に仕留める。そして迎えた2番のシーガーに対しては、フルカウントからの7球目にカーブを選択。アウトコースからインコース低めへと大きく曲がり、落ちる魔球にシーガーは膝をついて空振り。山本は2者連続三振を奪った。
MLB公式データサイト『Baseball Savant』によると、このボールは76.8マイル(約123.6キロ)で、縦に62インチ(約157センチ)落ちているというまさに魔球だった。
決め球のカーブをピッチングニンジャの愛称で親しまれている投球アナリスト、ロブ・フリードマン氏が、Xで「極悪」とコメントを添えて投稿。瞬く間に拡散された。日米のファンも、「今日もキレキレ」「CY YOUNG!!!」「God」「見ていて楽しいです!」「シーガーが崩壊した」「ドラゴンカーブ」などと反応。魔球に驚いた様子だった。
続くピダーソンはレフトフライに打ち取り三者凡退。最高の立ち上がりでベンチに戻っていった。その後も山本は快投を続け、2018年と2019年に2年連続サイ・ヤング賞を受賞したデグロムと同等以上の内容で渡り合う。最終的には7回無失点、被安打5、無四球、10奪三振(102球)とほぼ完璧な内容で中継ぎ陣にあとを託した。
これまではストレート(38.8%)とスプリット(30.3%)が投球のメインでありカーブは16.8%だった。しかし、この試合ではスプリットが30%、ストレートが29%、そしてカーブを22%も投じており、明らかに投球割合が変化していた。これからはこの凶悪なカーブを見る機会が増えてくるかもしれない。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)

コメント