
元衆議院議員の宮沢博行氏が20日のABEMA的ニュースショーに出演した際に、自身が所属していた“安倍派”について語る場面があった。
4月15日、自民党の二階派が都内で解散式を行った。二階派に所属していた元自民党の衆院議員、金子恵美氏が「親分の言うことは絶対だった」と語ると、宮沢氏は「(安倍派は)“親分の言うことは絶対”なら逆。団結力が低かった。総裁選挙の時、真っ二つに割れることもあった。町村(信孝)氏を応援する人と安倍(晋三)氏を応援する人で真っ二つに割れた。前回も高市(早苗)氏を応援する人と岸田(文雄)氏を応援する人で割れた。親分の言うことなんかみんな無視していた」と明かした。
さらに「安倍派は安倍氏が帰ってくるまではサラリーマン会社みたいなものだった。町村氏にしても細田(博之)氏にしても安倍家から、もしくは福田家からこの派閥を預かっているみたいな感じがして。俺が親分なんだから、子分を増やすぞ、子分を一生懸命助けていくぞという雰囲気はなかった」という。
飲み会の頻度は少なかったそうで「他の派閥は結構飲んで、“飲みニケーション”で結束力を高めているのに安倍派はあまり飲み会がなかった。私が弾かれていたのかもしれないが…。ただ、木曜日はみんなでご飯(昼食)を食べる」と説明した。
また、「誰かが失言すると同じ目で見られる」と紹介して「昔、大西(英男)氏が北海道に行って『巫女さんのくせになんだ』と言った失言があった。大西氏は安倍派だったので、『安倍派はそういうやつらか』と見られてしまった」と語った。
一方でメリットもあったそうで「やっぱり安倍総理と直に話ができたというのは、本当に自分の中でも人生の財産だと思う。やはり親分が自分の経験を若い議員に披瀝することで、それを肥やしにしていくというのは一番派閥の醍醐味なのではないか」と明かした。
しかし「兄貴連中が人間的に面白くないやつらばかりだった。サラリーマン会社だと言ったけど、本当につまらなかった」と本音を吐露した。
(『ABEMA的ニュースショー』より)

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