18日に放送された「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)に元女子マラソ選手の増田明美が出演。マラソンの世界の裏側を赤裸々に明かした。

マラソン解説者として、独特の語り口が評判を得ている増田。
今は人気解説者だが、現役当時は辛い体験を何度もしたことを語った。

日本代表として、1984年ロサンゼルスオリンピックに出場したものの途中棄権。帰国後の成田空港では「非国民」呼ばわりされた。

1988年の大阪国際女子マラソンでは、走っている途中で「増田 お前の時代は終わったんや」と言われてショックで足が止まった。しかし、追い越した市民ランナーが声をかけてくれたり、肩を叩いて励ましてくれたり、そのおかげもあって無事ゴール。「オリンピック前の自分と違う自分で生きられるようになった」と苦悩を語った。

そして、マラソンに秀でている選手は食欲が尋常ではないという。
野口みずき選手は、男女の合同練習で40キロ走ったあとバーベキューがあったとき、男性でもさすがに40キロ走ったあとには食べ物が喉を通らない状態だったのに、野口は2時間お肉を食べ続けた。その量はざっと計算すると2.7キロぐらいだという。

高橋尚子に至っては、量は多くないが食べるものが凄かった。
朝から生レバーを食べ、フライドチキンの骨を集めて髄液をすする。さらには、デパートに行きマグロの頭を購入。「ここが一番美味しいんです」と言って目玉を食べる姿を見て、「ホント気味が悪いと思いました」と増田。

ほかにも、マラソン選手は3日走らないと禁断症状が出る。しかし、有森裕子だけは別。

マラソン選手は恋愛するよりゴールに魅力を感じるなど、「マラソン選手あるある」を語り、マツコをその都度驚かせていた。