ABEMAオリジナルドラマ「死ぬほど愛して」(全8話)(毎週木曜夜11:00-11:48 ABEMA SPECIALチャンネル)の第6話が5月1日に放送され、“魅惑的な殺人鬼”神城真人(成宮寛貴)の殺人遍歴が浮きぼりになった。

【写真】「死ぬほど愛して」で8年ぶりに俳優復帰した成宮寛貴

■第6話では

第6話は、「女性記者殺人事件」で殺された記者の南沢夕陽(久間田琳加)と叔母・彩(青山倫子)の生前の会話からスタート。彩は「3度目の結婚は~」と言っていたのにもかかわらず、その1か月後には、“ホストと客”という間柄だった真人と一転して再婚。真人との再婚後、彩は自身が経営するスナックを閉店したのに加え、男に頼らないタイプのはずが、「真人がいないと生きていけない」と口にするまでに変貌する。彩は真人に依存しながら、幸せな結婚生活を送るも、持病が悪化したため突然死した。

彩の葬式に参加した南沢は、涙をぬぐう仕草を見せながらも、足元は貧乏ゆすりをする真人を目撃する。彩の“異変”とともに真人を疑問視していた南沢は、“めい”として真人に接触し、独自取材していく。そして、真人の正体は、13年前に死んだはずの「金倉俊紀」だと突き止める。

この事実を世に公開すべく、取材データをまとめていたある日の晩、南沢は胸さわぎを覚える。すると、自宅に何者かが侵入し、南沢はスタンガンを首に当てられて気絶、意識が戻るも、その気配に男が気づき、すぐさまコードで絞殺される。「よくあれだけのこと調べたね。全部、消しましたけど」とささやきながら南沢の首を絞めた男の正体は、真人で、つまり、「女性記者殺人事件」の真犯人は、真人だったのだ――。

南沢の先輩記者で遺志を継ぐ石黒颯馬(細田善彦)は、彩の主治医を訪ね、生前の様子を取材する。主治医は「容体は安定していて、急死するとは考えられない状況」としつつも、「例えばの話ですが、処方された以外の薬や毒素をあわせ飲むことで、思わぬ副作用が起こすことがないとは言えません」と説明する。石黒は警部補の富沢(山口馬木也)に報告し、改めて彩の血液検査を依頼すると、富沢は南沢と小泉彩葉(田中美久)殺人事件の捜査を一からやり直す決心をし、無実の罪を着せられたパティシエの小山田丈治(片桐仁)に頭を下げた。

■新たな殺人を企てる真人

真人の次のターゲットは妻の澪(瀧本美織)で、“結婚記念旅行”という幸せな名目で山奥に澪を連れていき、自殺に見せかけた殺人を企てていた。

その旅行を前日に控え、澪と外食をしていた帰り道、ある女性が、ふたりを見てあやしくほほえむ……。その女性とは投資家の長野真澄(筒井真理子)で、かつて真人は真澄に対して投資詐欺を働くために逢引きを重ね、恋愛感情を抱かせるように仕向けていた。真人が突如、関係に終止符を打ち、ふたりの関係は消滅したはずだったが、真人に陶酔していた真澄は徹底調査して、居場所を調べあげていた。

真澄は、かつてのふたりの“愛の巣”へ連れていくと、銃口を向けて真人をしばり、「お金はどうでもいい。私が欲しいのはあなた」と告げて、足をなめるように要求する。真人は真澄の足をなめまわすも、爪をかみちぎり、そのすきに関節を外して縄から脱出し、危機的状況も平然と立ちまわる。

去ろうとする真人に、真澄は「愛してるの」と泣きすがるも、真人は「そんなものは愛じゃない……だから殺してあげない」と遠くを見つめて冷淡に伝える。

真人と真澄が最後の密会をする裏では、石黒が澪に接触し、「ご主人は、あなたが知っている真人さんじゃないんです」と真実を突きつけるも、澪は「二度と話しかけないでください」と言い放ち、石黒をビンタして、その場を去った。

翌日、真人と澪は、運命をにぎる“最期の旅”に出発した。

第6話が放送された「死ぬほど愛して」/(C)AbemaTV,Inc.