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 11日、東京・大田区総合体育館でWBAスーパーフライ級現王者であるフェルナンド・マルティネスアルゼンチン)とのダイレクトリマッチに臨む元4階級制覇王者でWBAスーパーフライ級前王者(同級6位)の井岡一翔(志成)が10日、前日計量に臨んだ。そこで見せたリベンジに向けた並々ならぬ決意がにじむ仕上がりに「井岡ってこんなムキムキだっけ?」「バキバキだね」など驚きの声が相次いだ。

【映像】井岡一翔、決意の“バキバキ”ボディ

 井岡は昨年7月7日マルティネスとの王座統一戦でフルラウンドの末に3-0判定負けで王座を陥落。ダイレクトリマッチでおよそ10カ月ぶりとなる王座返り咲きを狙う。この一戦に勝てば36歳1カ月での世界タイトル獲得により長谷川穂積の35歳9カ月を上回る国内最年長記録を更新する“価値ある1勝”となるだけに、注目が集まっている。

 両者の一戦は昨年大みそかにも組まれていたが、マルティネスインフルエンザに感染。試合は急遽、前日に中止となっていた。

 この日、前日計量に臨んだ両選手はともに51.9キロのアンダーで一発クリア。ポーズを決める井岡の仕上がりを見たファンからは「井岡ってこんなムキムキだっけ?」「バキバキだね」など驚きの声が。さらに「仕上げてきたな井岡」「井岡いい顔してる」と期待の声も寄せられた。

 一方では両者並んでのシーンに対しては「身体の厚みが全然違う」「表情いいなマルティネス体調よさそう」など、マルティネスのフレームの大きさに驚きの声も聞かれた。

 その後、明日への抱負を聞かれた井岡は「去年、大みそか。あの日から今日までやってきた充実感とここまで来たんだなという気持ちがありますが、今日無事に終えられたことと、明日リングに上がれることに感謝したいと思います。関係者の皆様に本当に感謝の気持ちです。ありがとうございます」「今回も無事に計量を終えて、コンディションも良さそうなので、明日戦えることを楽しみにしています。明日、5月11日、感謝を胸にリングに上がり、必ず勝利してチャンピオンに返り咲きたいと思います。楽しみにしていてください」と淡々とコメント。

 対するマルティネスは「昨年の試合は私が勝って大変うれしかった。リングに上がる者たちにしか分からない骨を折った練習を積み重ねた結果。明日、大きな試合があります。人々が満足いくように、本当の戦争をやりたいと思います。日本の皆様、世界の皆様が喜んでくださるように。そしてとくに、アルゼンチンの皆様が喜んでくれる試合をしたい。明日の試合を見逃さないでください。二人のグレートな選手が人生をかけて戦います。私たちはすべてをリングの上で出し切るつもりです」と意気込みを語った。

「井岡ってこんなムキムキだっけ?」「バキバキだね」井岡一翔、悲願のリベンジに向け前日計量を一発クリア 万全の仕上がりにファン騒然