
ラ・リーガ第36節、レアル・マドリーvsマジョルカが14日に行われ、2-1でマドリーが勝利した。マジョルカのFW浅野拓磨は負傷欠場している。
3日前の前節バルセロナとのエル・クラシコを逆転負けし、逆転優勝の望みが絶望的となった2位マドリー(勝ち点75)は、アンチェロッティ監督が今季限りでの退任を明言し、敗戦すればバルセロナの優勝が決まる中、ヴィニシウスが負傷欠場の前線はムバッペとエンドリッキの2トップで臨んだ。
一方、前節バジャドリー戦を2-1で逆転勝利し、連敗を止めた9位マジョルカ(勝ち点47)は欧州カップ戦出場の可能性を残す中、浅野が負傷欠場となった。
試合は開始3分、ギュレスのスルーパスに抜け出したエンドリッキが先制のビッグチャンスもシュートはGKレオ・ロマンのファインセーブに阻まれる。
その後も押し込んでいたマドリーだったが、11分にマジョルカが先制する。流れの中でボックス右に上がっていったバルイェントがモレイのスルーパスを引き出して見事な左足シュートを決めきった。
追う展開となったマドリーは18分、ロングカウンターからギュレル、ムバッペと繋いでボックス左のベリンガムがコントロールシュート。しかしここもGKレオ・ロマンのビッグセーブに阻まれた。
前半半ば以降もマドリーが押し込む流れの中、37分にはモドリッチがコントロールミドルで枠を捉えたが、三度GKレオ・ロマンの好守に阻止される。
ハーフタイムにかけても攻勢のマドリーはムバッペとバルベルデがミドルシュートでゴールに迫るも、いずれもGKレオ・ロマンの牙城を割れず1点ビハインドのまま前半を終えた。
迎えた後半、開始4分にモドリッチがハーフボレーで牽制したマドリーが引き続きハーフコートゲームとする中、68分に追いつく。
モドリッチのパスを受けたムバッペがボックス左で前を向き、DF2人の間をする抜けてゴールをこじ開けた。
ムバッペの今季公式戦40ゴールで試合を振り出しに戻したマドリーは直後、GKクルトワがモレイとの一対一をビッグセーブで凌ぐと、78分にはギュレルが強烈なミドルでGKを強襲。
終盤の85分にはギュレルのスルーパスをボックス右で引き出したベリンガムが決定的なシュートを放つもGKレオ・ロマンに阻まれると、89分の決定機ではゴンサロ・ガルシアのシュートが枠を捉えきれず引き分け止まりかと思われたが、ラストプレーで逆転弾。
追加タイム5分、CKの流れからバジェホがヘッドで繋ぎ、最後はハコボ・ラモンがボレーで蹴り込んだ。バジェホがオフサイドポジションに居たように見えたが、ハコボ・ラモンのトップチーム初ゴールが認められマドリーが劇的逆転勝利とした。
レアル・マドリー 2-1 マジョルカ
【レアル・マドリー】
キリアン・ムバッペ(後23)
ハコボ・ラモン(後50)
【マジョルカ】
マルティン・バルイェント(前11)

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