
97キロの小兵力士が、228キロの“超巨漢”に両腕を極められながらも豪快に投げ勝つ衝撃的な光景。体重131キロ差を制した驚きの結末に、ファンは「おおお!」「すごい勝ち方」「回転投げ」と驚愕した。
序二段八十九枚目・爽(式秀)が序二段八十六枚目・謙豊(時津風)を下した一番。爽は身長171センチ・体重97.1キロの小柄な体格で、先天性の難聴で両耳が聴こえない力士。一方の謙豊は身長175.9センチ・体重228キロの重量級だ。体重差130.9キロにも及ぶ体格差対決となった。
見た目にも体の厚みが倍以上違うようにも見える両者。立ち合い頭を下げて当たった爽は、潜り込んでもろ差しになると両下手を奪取。だが大きな謙豊に抱え込まれ、両腕を極められてしまう。絶体絶命の状況となった爽だったものの、回り込んで攻めると巨体の相手を翻弄し、そのままぐるりと捻るように転がした。決着がついた瞬間、「グェッッ!」と呻き声が館内に響いた。爽は上手捻りで勝って4勝目を挙げ、今場所勝ち越しを決めた。敗れた謙豊は2敗目を喫した。
両腕を極められながら、両まわしを引いて回転しながら遠心力を使うように豪快な上手捻りを決めた爽。見事な勝利だったが、決着後、勢い余った爽は土俵下へゴロゴロと転落。両手を地面につくと、正面審判に「すみません、すみません」と謝るように頭を下げてから土俵に戻っていった。
小兵力士が豪快な投げで体重130.9キロ差を制した一番に、館内は騒然。ABEMAの視聴者からも「おおお!」「すごい勝ち方」「上手いな」「回転投げ」と驚きの声が続出した。土俵下に転落した爽に「勝ったのに落っことされたw」「勝った方がダメージ大」とコメントするファンも相次いだ。(ABEMA/大相撲チャンネル)

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