
4月13日の開幕から約1か月。GWを経てさらに注目が高まる「大阪・関西万博」。この週はイタリアパビリオンで展示がスタートしたミケランジェロの彫刻『キリストの復活』に注目が集まった。そんな“本物体験”の感動や“映え”スポットの発見がランキングにどう影響したのか。注目のパビリオン投稿数ランキングをチェックしてみよう。
ミケランジェロが来ました!
— Italy Expo 2025 Osaka (@ItalyExpo2025) May 18, 2025
Michelangelo is here!#Expo2025#Osaka
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イタリアから続々"本物"が万博に!ミケランジェロの彫刻が満を持して公開
1位に輝いたのは、先週に引き続き「大屋根リング」。大阪・関西万博の象徴的存在であり、建築スケールの大きさやビジュアルの迫力が多くの来場者を魅了している。
代表的な投稿では、施工会社ごとの技術の違いに言及する専門的な視点から、「お父さんが建てたんだよ」と語る親子のほほえましいエピソードまで、多彩な視点で語られていた。
2位は「イタリアパビリオン」。これまで『ファルネーゼのアトラス』やカラバッジョの『キリストの埋葬』などパビリオンで展示された芸術作品が話題をさらっていたが、さらに5月18日からはミケランジェロの彫刻『キリストの復活』の公開を開始して脚光を浴びている。
X上では西洋芸術の粋を凝縮した空間が称賛されている。「本物が見られるのはすごい」との声も多く、感動の体験がSNSを通じて拡散されている。
3位は「フランスパビリオン」。これまで話題になっていたハイブランドの展示に加え、吹奏楽の演奏イベントや、夜間のライティング演出によって“映える”スポットとしても注目。チョコレートやスイーツの販売も好評を博していた。
4位の「アメリカパビリオン」は、パビリオン内で展示されている「月の石」などが55年前の大阪万博を想起させるという年配客の声のほか、パフォーマンスイベントに参加した若年層の投稿が共存。世代を超えた共感と驚きが交差する場として高い評価を得ていた。
この週はイタリアパビリオンのミケランジェロの彫刻やアメリカパビリオンの「月の石」など、「万博で体験できる本物」の情報が注目を集めた。また、先週に引き続き、効率の良い回り方や現在の予約状況などの"攻略"情報が日に日に影響力を増している。
果たして次週は、どのパビリオンが注目を集めるのか?来週のランキングもお楽しみに。
エリアLOVEWalker総編集長・玉置泰紀からひとこと
いよいよやってきたミケランジェロ・ブオナローティ『復活のキリスト』(1514年〜1516年頃)。普段はイタリア・ラツィオ州バッサーノ・ロマーノのサン・ヴィンチェンツォ・マルティーレ教会に安置されているもので、イタリアパビリオンを取材した際はまだ到着していなかったので、また行かねば!ですね。また、最近の話題では、バルト館のミャクミャク。心無い人に持ち去られて、駐日リトアニア大使やラトビア人のインフルエンサー、アルトゥルさんが嘆いていましたが、その後、続々とパビリオンにミャクミャクを置いていく人が現れ、今や棚に置き切れないほどのミャクミャクが来場者をお迎えしています。持ち去りは辛い話でしたが、温かい展開に癒されました。
ラトビア大統領がパビリオンへ来てくださいました!皆さまからいただいた多くのミャクミャク様を見て、日本の方の心優しさに感謝されていました!
— アルトゥル📛日本推しラトビア人 (@ArturGalata) May 20, 2025
🔽ラトビアナショナルデーの様子📹️https://t.co/W9CyJFufGF
ほんとに幸せな毎日を日本で過ごせています!皆さま、本当にありがとうございます! pic.twitter.com/PDeeokeNXY
今回の集計の詳細は以下のとおり。
集計期間:2025年5月13日~19日
解析対象:「大阪・関西万博パビリオン名・施設名」を含むX(旧Twitter)上での投稿
抽出件数:79,431件
角川アスキー総合研究所は2015年に、東京大学生産技術研究所喜連川・豊田研究室と、アジア圏で唯一ツイートデータの全量を取り扱うことができるNTTデータ、そしてTwitter Japanと共同で「Twitterトレンド解析システム」を開発した。それ以来、当社が持つエンターテインメント用語辞書(300万語以上)に収録されたワードをもとに、日本国内でのエンターテインメント分野に関するツイートを対象にした解析を行っている。
解析内容としてはツイート内でのワード出現傾向の分析に加えて、ツイートテキストを対象にした投稿者の推定属性情報(NTTデータ提供)や、各種統計データなどを組み合わせた分析などを行っており、報道機関や、企業・自治体等に幅広く活用されている。なお、「X(旧Twitter)トレンド解析システム」によるXのリアルタイムな集計結果は、「ついラン」でも見ることができる。

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