
ヒット作を数々世に送り出す名匠ダニー・ボイル監督の原点が再びスクリーンへ。日本初公開から29年になる映画「シャロウ・グレイブ」が、6月20日(金)よりキネカ大森にてリバイバル上映される。
【写真】“黄金トリオ”による記念すべき第1作「シャロウ・グレイブ」
■黄金トリオが手を組んだ記念すべき第1作をリバイバル上映
「トレインスポッティング」「28日後…」「スラムドッグ$ミリオネア」「127時間」「スティーブ・ジョブズ」「イエスタデイ」などの傑作で世界的な評価を受けるアカデミー賞(R)受賞監督のダニー・ボイル。その長編映画監督デビュー作であり、彼の才能と映画的感性の萌芽が詰まった1996年日本公開の初期代表作が、最新作「28年後…」公開にあわせてリバイバル上映される。
物語の舞台はスコットランド・グラスゴー。共同生活をしているアレックス(ユアン・マクレガー)、ジュリエット(ケリー・フォックス)、デビッド(クリストファー・エクルストン)の3人の若者は、新たな同居人として自称作家のヒューゴ(キース・アレン)を迎え入れる。ところが彼は入居早々、麻薬の過剰摂取で死亡。さらに部屋からはスーツケースいっぱいの大金が発見され…。
監督:ダニー・ボイル、プロデュース:アンドリュー・マクドナルド、脚本:ジョン・ホッジの“黄金トリオ”による記念すべき第1作。のちに世界的ヒットを生む「トレインスポッティング」チームが初めて手を組んだこの作品は、製作当時からその才能とビジョンに満ちていた。わずか数人の登場人物、限られた空間、そして倫理と狂気をテーマに鮮烈なサスペンスドラマが創出された。
英国アカデミー賞で英国作品賞(アレクサンダー・コルダ賞)を受賞し、ヨーロッパ映画界で熱い注目を集めた本作。今なお色褪せることのない“原点の衝撃”を大画面・大音量で体感する貴重なチャンスだ。

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