最近、雨が続いたと思ったら、次の日はカラッと晴れたり、また急にザーッと降ってきたり……。天気の変化が激しくて、「傘、持っていけばよかった……」なんて後悔すること、ありませんか?


 特に不便なのは、濡れた傘を持ち歩くこと。バスや電車の中で周りに気を使うことも多いですよね。



左:3COINS 右:キャンドゥ



 そんな時にあると便利なのが、「伸縮傘ケース」です。


 今回は、3COINSの「伸縮傘ケース」(税込330円)とダイソーの「伸縮傘カバー」(税込330円)を比較します!


 雨の日に、ジメジメとした濡れた傘が苦手な人は、参考にしてください。


◆見た目も価格もほぼ同じ! もしかして、同一商品かも?



左:3COINS 右:キャンドゥ



●3COINS「伸縮傘ケース」
価格:330円(税込)
カラー:パープル、グレー
3COINSオンラインサイトより。実店舗にはデザインやサイズ展開が異なる場合があります。


キャンドゥ「伸縮傘カバー」
価格:330円(税込)
カラー:ブラック、ピンク、クリア
キャンドゥ購入店舗にて確認。店舗によってはデザインやサイズ展開が異なる場合があります。


 3COINSでは「伸縮傘ケース」、キャンドゥでは「伸縮傘カバー」として売られていますが、パッケージの「濡れた傘を入れる伸縮傘ケース」の説明は同じでした。



左:3COINS 右:キャンドゥ



 開けてみると、見た目もほとんど同じ! プラスチックでできた筒状の傘ケースです。なんだか、牛の乳搾りのような形で、ボールチェーンはあっても、かばんに付けたくないなと思ってしまいました。


◆素材やサイズ感もチェック!



左:3COINS 右:キャンドゥ



 どちらも、素材はポリプロピレンと記載。手に取った感じの厚みや重さもほとんど同じです。最大まで伸ばしてみると、98cm。12段階まで延長できました。



左:3COINS 右:キャンドゥ



 透明具合ですが、光りにかざすと向こう側から手が透けて見えるくらい。キャンドゥのピンクのほうが透けて見えます。


◆他の部分も比較してみる
 



左:3COINS 右:キャンドゥ



 上からみると、12段階に伸びる部分が重なって円のように丸く見えます。こちらからみても特に違いはありません。どちらもサイズは、直径5.6cmです。



左:床に置いて長さを比べたところ 右:指にかけて長さを比べたところ



 ようやく、わずかな違いを発見! かばん等に取り付けられる、ボールチェーンの長さが違います。筆者が測ってみると、3COINSの長さが約11cm、キャンドゥが約8cmでした。3COINSの方がキャンドゥよりも3cm長いボールチェーンになっています。


ビニール傘・子ども用傘・折りたたみ傘を入れてみた
 では、筆者の傘を実際に傘ケースに入れてみましょう。



左:3COINS 右:キャンドゥ



 まずは、一般的なビニール傘で試してみると……。取手から上部5cmほどを残して、すっぽりと傘ケースに収まりました。ビニール傘が雨で濡れているのを考えると、傘ケースに収まっている傘はスッキリとして、上品に見えます。



左:3COINS 右:キャンドゥ



 次に、幼稚園児が使っている子ども用の傘を入れてみます。


 こちらは、取手の下部分まですっぽり入りました。ただ、子ども傘よりも10cmほど長くなるので、子どもが持つ場合には持ちにくくなるのかも。



入れるのに少々苦戦しました



 最後に、男性用の折りたたみ傘でも試してみます。


 男性用の折り畳み傘は、畳んだ状態でもかさばりやすく、最初は簡単には入りません。端にはみ出した部分を入れ込みながら、少し力を入れて押し込むことで、傘ケースに収納できました。


 キャンドゥーのパッケージには、「折り畳み傘もOK」と記載がありますが、折りたたみ傘は、傘の購入時に付属している袋の方が入れやすく、シワにもならずに済むかもしれません。


◆濡れた傘を入れてみると
 最後に、水に濡れたビニール傘で傘ケースを使ってみましょう。



左:傘についた雨粒 右:傘に少し水が残っている状態



 ビニール傘に、バケツ1杯分の水をかけてからすぐに、傘ケースに入れてみます。



左:下から少しずつ入れていく傘ケース 右:全体を入れたところ



 畳んだ状態の傘ケースでも、先端を入れ込んで上部に向かって伸ばすことでビニール傘の収納ができました。よくお店に入る時にある、濡れた傘を入れるビニール袋のような感覚で傘が入れられて便利です。


 しっかりと傘ケースに入るので、傘ケースに入ったまま、傘の取手を持てば持ち運びできます。傘の形状に合った形で、フィットするのが嬉しいですね。



左:少し水が溜まったキャップ 右:水が付いた内側



 この傘ケースですが、先端に付いているキャップを外すと、溜まった水を捨てられます。今回は、傘にかけた水がバケツ1杯で少なめだったのですが、それでも3滴ほどの水が溜まっていました。大雨の日には、たくさんの水がキャップに溜まることでしょう。細かい設計がさすがです。


 今回は、3COINSとキャンドゥーの傘ケースを比較しました。ほとんど同じ商品だったので、お気に入りのカラーで選ぶのもいいかも。一つ持っておくと、これからの梅雨シーズンも楽しめるかもしれませんね。


<文・撮影/木村ひかる


【木村ひかる】湘南在住の編集者/ライター。4人の子どもを出産後、独学でライターに転身。多数のメディアにコラムを寄稿している。「自分が読みたい記事」を書くのがモットー。
Twitter:@hikaru___kimura、Instagram:@hikaru.writer



左:3COINS 右:キャンドゥ