
NATO(=北大西洋条約機構)のルッテ事務総長は、ロシアの脅威に対応するため防空能力などを現在の5倍にする必要があると訴えました。
「ロシアは5年以内にNATOに対して、軍事力を行使する準備が整う可能性がある」「集団防衛において飛躍的な進歩が必要だ」(NATOルッテ事務総長)
NATOのルッテ事務総長は9日、ロンドンで講演し「ロシアは、弾薬の生産力においてNATOを上回っている」と危機感を示しました。
その上で、ミサイルによる防衛力や防空能力を現在の5倍にする必要があると強調しました。
ルッテ氏は、2032年までに加盟国の国防費をGDPの3.5%、インフラ整備などの安全保障関連費を1.5%に引き上げることを提案していて、6月下旬のNATO首脳会議で正式決定したい考えです。(ANNニュース)

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