6月10日に、テレ東系列で放送された番組「開運!なんでも鑑定団」にて、“マジック:ザ・ギャザリング ベータ版 全302枚”の鑑定を依頼した人物が現れた。本人評価額は2000万円を提示。鑑定結果は「3800万円」となり、スタジオは騒然となった。

鑑定士である石渡飛雄馬氏は、これら302枚のカードが「すべて揃っていること自体が奇跡」と称した。「ブラック・ロータス」一枚で800万円、「パワーナイン」9枚で2010万円になるという。番組は、6月17日までTverで無料視聴可能だ。

この度、カードの鑑定を依頼したのは藤原俊策氏。2年前に定年退職し、FXトレードを仕事にしている藤原氏は、カードのトレードの合間には『ウマ娘』や『艦これ』などのゲームを楽しみ、食事とトイレ以外はほぼパソコンに向き合う生活を送っていたという。

出されたカードは、1993年に発売されたトレーディングカードゲームマジック・ザ・ギャザリング』のコレクション302枚。25年ほど前に熱中しはじめ、数年かけて最初に発表されたα版の不備が修正されたβ版が集められたものだ。これはα版が発売された2カ月後に修正されたβ版で、以降も新たなバージョンが次々と生み出された。

藤原氏がカードの収集にかけた費用は100万円ほど。番組会場で、藤原氏はカードをスリーブに入れて丁寧に解説。この度、9枚セットで2010万円と鑑定された「パワー9」は、一瞬で勝敗を決してしまうほど強力な効果を持っていたため、アンリテッド以降は再録が禁止となったカードだ。

とくに、最強格と言われるのが「ブラック・ロータス」だ。2024年5月に開催されたオークションでは、α版のものが300万ドルで落札(当時約4億6000万円)された。番組会場ではMCの菅井友香さんが「紙ですもんね」とリアクション、笑いを誘ったが結果「3800万円」と表示され、驚愕した。

開運!なんでも鑑定団」の6月10日放送回は6月17日までTverで無料視聴可能だ。

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