「お相手の方と真剣に交際していたのは事実です。結婚を想定して、真剣に向き合っていました」

 週刊文春の取材にこう語るのは、人気ボーイズグループ「BE:FIRST」のRYOKIこと三山凌輝(26)だ。

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「文春さんから始まった話ですので」三山の独占インタビュー

 人気YouTuberのRちゃんこと大野茜(あか)里(り)への“1億円貢がせ”や、女優・趣里(34)と近く結婚することが報じられ、渦中の人物となった三山。一連の報道を受け、5月25日には、所属事務所からの独立とワールドツアー終了後の活動休止を発表した。

 この発表に先立つ同月17日。三山は白シャツ姿の神妙な面持ちで、小誌記者の前に座っていた。

「一連の報道について、これまで言及できていなかったのですが、自分の口から説明したいという気持ちは強かった。ただ、諸々のタイミングが重なり、それが難しい状況が続いていました。文春さんから始まった話ですので、文春さんに対して自分の口から説明できればと思いました」

 こうして始まった独占インタビュー。三山はまず、大野との婚約破棄騒動について重い口を開いた。

「彼女の優しさを無下にするという選択肢もなかった」

「僕にはお相手やその周りの方々に反論したいという気持ちは全くありません」

 こう前置きして語ったのが、冒頭の台詞である。

 世間を驚かせたのが、三山の“貢がせ”の数々だ。その一例が、2000万円のメルセデスベンツ・ゲレンデ(Gクラス)のローンを大野に肩代わりしてもらったことだった。三山が語る。

「婚約していた当時、2人で使う車として、僕の名義で購入しました。この際、大野さんの優しさで、『2人で使う車だから少しサポートしたい』という申し出をいただいた。僕自身も甘えてしまった部分があったとは思いますが、彼女の優しさを無下にするという選択肢もなかった。結果的に、総額の10分の1をサポートしていただきました」

 こうした援助について、

「素直に受け入れることが愛情表現の一部だと思っていた」

 と語る三山。婚約破棄については「自分に落ち度があった」と、ひたすら“懺悔”するのだった。

趣里との関係について「今は自分の口から何も話せない」

 そんな三山の現在のパートナーとされるのが、朝ドラブギウギ」でヒロインを務めた8歳上の女優・趣里だ。俳優の水谷豊(72)、元キャンディーズの伊藤蘭(70)の一人娘。とくに水谷は一連の報道を受けて、2人の結婚に懸念を示しているという。

 趣里との関係について、初めて三山が口を開いた。

本当に申し訳ないのですが、今は自分の口から何も話せない状況です。逃げたいとか、答えたくないわけではありません。ですが、今の僕には自分を支えてくれる大事な人たちがいて、それを守らなくてはいけないと思っています。これ以上、その人たちに迷惑をかけられません。ただ、自分の中では今、人生や命をかけて、できる限り誠実に向き合っています」

――趣里さんとの関係は、今後、ご自身の口から説明していただける?

「申し訳ないですが、今は話せることがございません……」

大野と破局した後の様々な出会い

 だが、自身の恋愛観について尋ねると、打って変わって相好を崩した。

「自分で言うのもなんですが、割とすごく、パートナーができると『喜んでほしい』っていう気持ちが大きくなるんです(笑)」

 昨年2月に大野と破局した後、三山には様々な出会いがあったという。

「友達としても含めて、女性との出会いはゼロではなかったです。その中で、そういう(男女の)関係になりそうだった方もいれば、ご縁がなかった方もいますし、少しだけそういう関係にはなったけど、すぐお別れしてしまった方もいました。ただ、めちゃくちゃ多いかって言われたら、もちろんそうではありません。

 特定の方とお付き合いをしていない時には、友人たちと飲みに行って(女性と)コミュニケーションをとることもありました。とはいえ、女性に対して不誠実な行為はしていないつもりです」

特定の誰かと交際中に浮気をしたことは「もちろんなかった」

 小誌は、大野との婚約破棄のきっかけが三山の浮気だったことを報じた。だが三山は、その後、特定の誰かと交際中に浮気をしたことは「もちろんなかった」と断言する。

「人生の中で、人とのコミュニケーションや愛というものを、僕はすごく大事にしているんです。ありがたいことにお仕事が忙しくて、ずっと(プライベートの)時間がない状態が続いている。そんな中でも愛を相手に伝えるのはすごく大事なことだなと、今でもすごく感じています。

 人にはそれぞれの価値観がありますから、時にはズレが生じることもある。とはいえ、お互いがしっかり向き合うと決めたなら、その相手とできる限りの関係構築をするのが大事だと思っています。常に愛情を伝え、自分のベストを尽くしたい。それはずっと抱いている気持ちです」

「どんなお仕事に対しても誠実に向き合っていけたら」

 小誌は趣里との結婚報道の中で、三山が趣里と過ごす時間を増やすため、秋頃から芸能活動をセーブする予定だとする証言を報じた。これについても尋ねると、

「とにかく、お仕事に関しては今まで通り変わらず、自分ができることを精一杯貫きます。どんなお仕事に対しても誠実に向き合っていけたらいいなと思っています」

 この発言の8日後、前述の通り、独立と活動休止が発表されたのだった。

「誠心誠意お話しさせていただいたと思っています」

 2時間に及んだインタビューの最後、三山は深々と頭を下げた。“人生や命をかけて向き合う”お相手を得て、お騒がせキャラから脱皮できるのか。

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週刊文春 電子版」では、三山凌輝の懺悔告白全文「『彼女に甘えてしまった』『他の女性と会ったのは事実』Rちゃんへの“1億円貢がせ”と浮気癖」、そしてRちゃんの反論手記「わたしの気持ちの中では今でも凌輝は“フィアンセ”」を掲載している。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年6月5日号)

独占インタビューに応じた三山