pixiv』や『niconico』をはじめとして、イラストマンガ、小説などを誰でも発表できるようになり、コミックマーケットコミケ)のような同人イベント出身の作家も珍しくなくなっていますが、そんなクリエイター・作家の誰もがついついやってしまいがちなのがエゴサーチ

ポジティブな反応だけでなく、「下手」「どこかで見た」といった否定的なコメントがつくこともしばしば。中には『Twitter』や『2ちゃんねる』での投稿も気になりだして、創作に影響を受けてしまうということも、見に覚えがあるという人は少なくないのではないでしょうか。

こういったことは、同人だけでなくプロの中でもプレッシャーになるケースがある様子。作家の森奈津子先生(@MORI_Natsuko)によると、「2ちゃんねるで叩かれるのを見て書(描)けなくなった漫画家・作家の話を何度か聞いたことがある」と述べて、「他人の意見が気になる気弱なクリエイターほど、見てしまうのだと思う」としています。

その上で、「あるレーベルの編集部が2ちゃんねるの意見を鵜呑みにし、それに従っていたら、そのレーベルの売れ行きが激落ちし、ついにはつぶれた」ことがあったと発言。ネットでの声を参考にし過ぎると裏目に出てしまうことがあると示唆しています。

森奈津子先生といえば、名作『お嬢さま』シリーズをはじめ、『姫百合たちの放課後』『西城秀樹のおかげです』など、ライトノベルからBLまで複数のジャンルを縦横無尽に行き来しつつ作品を発表しているだけでなく、『腕貫探偵』シリーズ西澤保彦氏によって自身を題材とした『小説家 森奈津子の華麗なる事件簿』という作品になっていることでも知られています。

それだけに、ネットでの反応に左右されない「図太い人」の側であるということは間違いなく、それが慣習やモラルに囚われない自由な作風につながっているといえるでしょう。

オープンな場に作品を発表した場合は、さまざまな感想が集まってくる可能性があるのは当然のこと。それに勇気づけられることはあっても、ネガティブな反応に揺り動かされないだけの強い作風を持ち得ることができるかどうか。そのためにも、悪評を「見なかったことにする」というのもアリなのではないでしょうか。

※画像は『お嬢さま大戦』(ビーズログ文庫)

-ガジェット通信は賢く情報を活用する読者のため「ネット上の議論、ネットカルチャー、デジタルガジェット情報、ライフスタイル提案、時事ニュース」等を提供するニュースサイトです。ガジェット通信