
アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ」(毎週日曜昼4:30-5:00、TBS系ほか/ABEMA・ディズニープラス・Hulu・Lemino・TVerほかで配信)の第10話「最強」が6月8日に放送された。今話から第二章「白い稲妻篇」がスタート。底知れぬ強さを見せるタマモクロス(CV.大空直美)と底なしの胃袋を見せるオグリキャップ(CV.高柳知葉)。秋の天皇賞での対決に向け闘志を燃やす2人の姿が話題となった。(以下、ネタバレが含まれます)
同世代の最強を決めるクラシックレース。クラスのウマ娘たちが最後の一冠、秋の菊花賞を目指す中、クラシック登録のないオグリキャップは出走が叶わない。オグリキャップのために次の目標を与えようと考えた六平銀次郎(CV.大塚芳忠)は同世代を越え、現役最強ウマ娘が走るGI宝塚記念の観戦に連れていく。ここでオグリキャップが目撃したのは、“中距離の帝王”アキツテイオー(CV.久次米渚)をラスト直線で抜き去っていく“白い稲妻”タマモクロスの姿だった。
現役最強の走り、稲妻のオーラに衝撃を受けるオグリキャップだが、目指すレースが見つけられないため、いつものように走りに気合が入らない。そんな迷える彼女を元気づけたのは、カサマツ時代のライバル、フジマサマーチ(CV.伊瀬茉莉也)だった。
東海ダービーは4着に終わったフジマサマーチだったが、「過ぎた目標はただの通過点」と顔を上げ、目標のレースが見えないというオグリキャップに、「お前が走るレースを最高のレースにすればいい。日本一のウマ娘になれ、オグリキャップ」と檄を飛ばす。また、ノルンエース(CV.渋谷彩乃)たちと久しぶりに話せたおかげでオグリキャップは元気復活。タマモクロスに勝って、日本一のウマ娘になるという目標を立てるのだった。
■オグリとベルノの原宿デート
後半はオグリキャップとベルノライト(CV.瀬戸桃子)のデート回。再びトレーニングに燃えるオグリキャップに対し、体を休めるのもトレーニングのうちと、六平は夏の間は休養を指示する。そこでオグリキャップはベルノライトと一緒に、ノルンエースが行きたがっていた原宿観光に行くことに。
原宿と言えばいつの時代も若者文化の最先端。とは言え、オグリキャップの目に止まるのはやっぱり食べ物ばかり。クレープやジュース、アイス、トルネードポテトなど特大サイズばかりの原宿グルメを底なしの胃袋に次々と飲み込んでいく。ベルノライトは最後グロッキー状態になってしまったが、終始楽し気な2人の原宿デートに、SNSでは「尊い時間」「とてもてぇてぇです」と至福のコメントが続々と到着。
また、フジマサマーチたちとの会話もあったことで、「日常回、もっとやっていんやで」「オグリとカサマツメンバーの関係性は素敵ですね」「オグリもベルノもマーチもノルンもみんな好きすぎる」といった温かな感想が集まる。
そんな夏の休養を終えたオグリキャップの次のレースは、東京レース場で開催のGII毎日王冠。秋の天皇賞、そしてタマモクロスとの対決を見据えた前哨戦になる。GI優勝のウマ娘も出走するハイレベルなレースになるが、それでも六平は、「勝つことが最低条件。負けたら天皇賞には出せん」と発破をかける。
気合い新たに先輩ウマ娘たちの壁に挑むオグリキャップ。放送後のSNSには、「毎日王冠から秋天と怒涛の展開が待ってるなこりゃ」「展開のスピード感」「シングレはやっぱりいいなあ、オグリ好きにはたまらない」など、さまざまな感想が寄せられている。
◆文=鈴木康道

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